チリのボリッチ大統領、ベネズエラでの米軍行動を非難 国連に即時介入要請 video poster
2026年年明けの国際ニュースで注目を集めているのが、ベネズエラをめぐる緊張です。AFPによると、チリのガブリエル・ボリッチ大統領は、ベネズエラでの米国の軍事行動を強く非難し、国連に対して「さらなるエスカレーションを防ぐための即時介入」を求めました。
何が起きたのか(AFP報道)
AFPは、ボリッチ大統領が「他国を外国がコントロールすることは危険な前例になる」と警告したと伝えています。発言は、ベネズエラ国内での事態が国際的な対立へ広がり得る、という危機感をにじませる内容でした。
ボリッチ大統領の発言ポイント
- 米国の軍事行動を明確に批判:ベネズエラにおける行動を問題視。
- 「危険な前例」への懸念:外国による他国支配が常態化することを警戒。
- 国連の即時関与を要請:これ以上の緊張拡大を止めるため、国連の役割を強調。
なぜ「前例」が重いのか:主権と国際秩序の線引き
国家の主権(自国のことは自国で決めるという原則)は、国際社会の基本的な土台です。一方で、人道や安全保障などを理由に、外部が武力を用いて関与することの是非は、常に難しい論点になってきました。
ボリッチ大統領の「前例」という言葉は、一度許容された枠組みが、別の地域・別の局面でも繰り返されることへの警戒として読むことができます。
国連に求められること、今後の焦点
ボリッチ大統領は国連の介入を求めています。国連がどのような形で関与し、当事者の行動を抑制できるのかは、今後の大きな焦点です。
見通しを左右しそうなポイントは次の通りです。
- 緊張を下げるための対話ルートが確保されるか
- 国際的な正当性(手続きや合意形成)がどう扱われるか
- 追加的な衝突や報復の連鎖を止められるか
事態が流動化しやすい局面だからこそ、各国首脳の言葉は、国内向けメッセージであると同時に、国際社会へのシグナルにもなります。ベネズエラ情勢をめぐる次の一手は、現地の安定だけでなく、国際秩序のルールの引き方にも影響を与えそうです。
Reference(s):
Chile's president condemns U.S. military actions in Venezuela
cgtn.com








