スペイン首相、米国のベネズエラ攻撃を非難「危険な前例」 グリーンランドでも強硬姿勢に反対 video poster
2026年1月6日、パリで演説したスペインのペドロ・サンチェス首相が、米国によるベネズエラ攻撃とニコラス・マドゥロ大統領の「拘束」を強く非難しました。さらに米国が「グリーンランドを武力で奪う」と脅している点についても「受け入れられない」と述べ、スペインとして「傍観もしないし、共犯者にもならない」と強調しています。
何が語られたのか(1月6日のパリ演説)
サンチェス首相は、米国のベネズエラへの攻撃とマドゥロ大統領の拘束について「非常に危険な前例になる」と指摘しました。そのうえで、こうした行動が世界を「不確実性と不安定の未来」へ押しやる、という認識を示しています。
また、米国がグリーンランドを武力で手に入れる可能性を示唆している点にも言及し、「武力による取得」という発想自体が容認できない、という姿勢を明確にしました。
ポイント:発言の焦点は「前例」と「共犯」
- 「危険な前例」:国家への攻撃や指導者の拘束が、国際社会の行動基準を崩しかねないという問題提起
- 「不確実性と不安定」:安全保障だけでなく、外交・経済を含む広い領域に影響が及ぶという見立て
- 「傍観しない/共犯にならない」:同盟関係や距離感を超えて、線引きを示す言葉選び
なぜ今、この言葉が重く響くのか
今回の発言は、特定の国への評価というよりも、「力による現状変更」や「他国の政治指導者の扱い」をめぐる国際秩序のルールに焦点を当てています。いったん許容された手法は、別の場所・別の局面で再利用されうる——サンチェス首相の「前例」という表現は、そうした連鎖への警戒をにじませます。
そして「共犯者にならない」という言い回しは、単なる批判にとどまらず、各国が“関与の仕方”を問われる局面に入っている、という空気も映します。
今後の注目点:言葉が政策に変わる瞬間
- スペインがこの立場を、外交上の具体的な行動や枠組みでどう示すのか
- 米国のベネズエラ対応やグリーンランドをめぐる姿勢が、今後どのように推移するのか
- 「武力による取得」や「指導者の拘束」をめぐる国際社会の受け止めが、他地域の緊張にどう影響するのか
年明け早々の発言は、出来事そのものだけでなく、「どこまでが許されるのか」という境界線をめぐる議論を呼び起こしています。国際ニュースとしては、次に各国が何を“言うか”ではなく、何を“するか”に目を向ける局面です。
Reference(s):
cgtn.com







