没入型テーマ列車『天津ファンタジー・エクスプレス』が2026年初運行 video poster
2026年の年明け、中国本土で「通勤・移動」の枠を超えた新しい鉄道体験が動き出しました。天津北駅と北京駅を結ぶ没入型テーマ列車『天津ファンタジー・エクスプレス』が公式に運行を開始し、車内そのものを“文化体験の舞台”に変える試みとして注目されています。
『天津ファンタジー・エクスプレス』とは?
発表によると、この列車は中国本土で初の「没入型・テーマ型の文化列車体験」と位置づけられています。目的地に着くまでの時間を、鑑賞・体験・参加へと組み替える設計が特徴です。
10両それぞれが「別世界」——車両ごとのテーマ演出
車内は10のテーマ車両で構成され、乗り込んだ瞬間から“移動するタイムカプセル”のような演出が始まります。紹介されている体験は、伝統芸能から映像鑑賞まで幅広く、同じ路線でも過ごし方が変わるつくりです。
- 京劇(Peking Opera)のパフォーマンスを楽しめる演出
- 未来的なパノラマシネマで映画を鑑賞できる空間
落ち着いて参加できる「無形文化遺産(ICH)ワークショップ」
にぎやかな演出だけでなく、静かに手を動かして過ごせる場も用意されています。無形文化遺産(ICH:Intangible Cultural Heritage)ワークショップでは、熟練の職人と交流しながら伝統工芸に触れ、作品づくりを体験できるとされています。
- 職人の技を間近で見られる
- 伝統的なクラフトを試せる
- 自分で作った“持ち帰れる思い出”を残せる
「移動時間」をどう使うか——鉄道体験の次の形
『天津ファンタジー・エクスプレス』が投げかけるのは、「A地点からB地点へ」の合間を、ただの待ち時間として扱わない発想です。移動そのものを編集し、文化や映像、手仕事の体験として積み重ねることで、到着前から旅の印象が立ち上がっていく。そんな設計が、この列車の狙いとして伝わってきます。
目的地に着いた後に残るのは、到着時刻だけではなく、車内で見たもの・作ったもの・同乗する人と共有した時間なのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








