香港「東岸板道」北角新区間が開通、13km海沿い回廊が完成へ前進 video poster
香港のウォーターフロント整備が、暮らしと観光の両方に効く形でまた一歩進みました。昨年12月29日、香港・北角(ノースポイント)にある東岸板道(East Coast Boardwalk)の東側区間が開通し、ケネディタウン〜筲箕湾(シャウケイワン)を結ぶ全長13km構想の「最後の1km」がつながったとされています。
「港を歩ける街」へ:13km構想の“ラスト1km”が接続
東岸板道は、海辺を連続した回廊としてつなぎ、日常の移動や余暇の過ごし方を変えることを狙ったプロジェクトです。構想自体は2009年から計画されてきたとされ、今回の開通は「長く描かれてきた港沿いの一本線」が現実に近づいた節目といえます。
新しい北角区間の見どころ:眺める・集う・走るが同居
新設区間は、歩行者・ジョガー・自転車利用者が共存する“共有空間”として設計されたとされます。特徴として挙げられているのは、次のようなポイントです。
- ガラス張りの展望デッキ:水面に近い視点で景色を楽しめる設計
- ペットフレンドリーゾーン:錦潮街(Tin Chiu Street)近くに設置
- アート・展示・地域イベントに使えるオープンスペース:用途を固定しない“余白”を確保
さらに、鰂魚涌(クオリーベイ)近くの小広場や、歩行者動線を意識した歩道の拡幅も盛り込まれたとされています。
可動橋で「歩きやすさ」と「海の仕事」を両立
今回の区間には、可動式の跳ね橋(バスキュール橋)も含まれるとされます。これは単に“映える”仕掛けというより、海上の作業や周辺のマリンオペレーションを支えつつ、人の通行もしやすくするための工夫として位置づけられています。
ウォーターフロントは「眺めの良い散歩道」になりやすい一方で、港としての機能も同時に動いています。可動橋は、その二つの要請がぶつかる地点で、折り合いをつけようとする設計だといえるでしょう。
暮らしの余白が増えると、観光の体験も変わる
完成区間の拡大は、香港住民にとっては身近な運動・散歩・休憩の場所が増えることを意味します。観光客にとっても、ビクトリア・ハーバーを「展望台から見る」だけではなく、足でたどり、距離感ごと体感する選択肢が増えます。
街の魅力は、大型施設の追加だけで決まるものではありません。通勤前の小一時間、休日のゆっくりした散歩、犬との短い外出――そうした小さな行動が積み重なる場所が、結果として“訪れる理由”にもなっていく。東岸板道は、その変化を静かに後押しする存在になりそうです。
※本記事は、提示された情報断片をもとに2026年1月8日時点の文脈で整理しました。
Reference(s):
Hong Kong's new East Coast Boardwalk brings new life to waterfront
cgtn.com








