雪の四川で野生パンダ親子を撮影 2025年生まれの子パンダも video poster
中国本土・四川省のジャイアントパンダ国家公園で最近、雪に覆われた竹林を進む野生のジャイアントパンダの母子が赤外線カメラに捉えられました。専門家は子パンダを「2025年生まれで、まだ1歳未満の可能性が高い」とみています。
赤外線カメラが捉えた“雪の竹林”の親子
映像が撮影されたのは、ジャイアントパンダ国家公園の「崇州(Chongzhou)エリア」。標高約2,800メートルの雪の竹林のなかを、母親とみられる個体に子どもが寄り添うように移動する様子が記録されました。
赤外線カメラは夜間や悪天候でも動物の行動を把握しやすく、人が近づかずに観察できる点が特徴です。雪山環境では、足跡や目視だけに頼らない記録方法として重要性が増します。
子パンダは「2025年生まれ」――1歳未満の推定
公園側の専門家は、体の大きさなどから子パンダが2025年に生まれたと推定しており、2026年1月時点では1歳に満たない可能性が高いとしています。
- 母子で行動していることは、子がまだ自立前の段階にあることを示唆します
- 雪の季節の行動記録は、食性(竹の利用)や移動ルートの理解にもつながります
野生パンダの“中心地”――約1,340頭が暮らす国家公園
ジャイアントパンダ国家公園には、推計で約1,340頭の野生ジャイアントパンダが生息しているとされます。これは、中国に生息するとされる野生個体(約1,900頭)のうち大きな割合を占める数字です。
今回のような母子の記録は、個体群の世代交代や繁殖状況を読み解く手がかりになります。数の把握だけでなく、「どこで、どの季節に、どう暮らしているか」という質的な情報が積み重なることで、保護の精度が上がっていきます。
パンダだけじゃない:20種超の“国の保護動物”も確認
同公園のカメラは、ジャイアントパンダ以外にも20種を超える国の重点保護野生動物を記録しているといいます。具体例として、四川タキンやツキノワグマ(Asian black bear)などが挙げられました。
ひとつの映像が示すのは「珍しい瞬間」だけではありません。竹林や高標高の森が、複数の大型哺乳類を支える生息地として機能していること、そしてその状態を“静かに見守る”仕組みが動いていることです。
監視ではなく“見えない暮らし”を可視化する技術
赤外線カメラの記録は、動物のストレスを抑えながら、季節ごとの利用域や繁殖の兆しを追える手段でもあります。人が入りにくい雪山だからこそ、技術が集める断片的なデータが、森の全体像を少しずつ浮かび上がらせていきます。
Reference(s):
Wild giant panda mother and cub spotted in snowy Sichuan reserve
cgtn.com








