NZ南島フェアウェル・スピットでパイロットホエール座礁、夜通し救助続く video poster
ニュージーランド南島のフェアウェル・スピットで、ハナジロカマイルカ(ロングフィン・パイロットホエール)の群れが相次いで座礁し、救助活動が続いています。現地当局とボランティアは、取り残された個体を海へ戻す作業を夜通し行いました。
何が起きたのか:2日続けての座礁
報道によると、木曜日に最初の大規模座礁が発生し、ロングフィン・パイロットホエール55頭の群れが岸に打ち上げられました。ボランティアとニュージーランド自然保護局(DOC)の職員が夜通しで対応し、34頭が再び海へ戻ることに成功しました。
しかし翌日の金曜日にも別の座礁が確認され、これまでに6頭が死亡し、さらに15頭が浅瀬で動けない状態(取り残される・乗り上げる状態)になっていると伝えられています。
救助の現場:"海に戻す"は時間との勝負
座礁したクジラ類の救助では、波や潮位の変化を見ながら、体が乾かないように保水し、呼吸を妨げない姿勢を保ちながら、再浮上(refloat)=再び海に浮かせて沖へ誘導する作業が中心になります。とくに群れで行動するパイロットホエールは、仲間を追って同じ場所に再び近づくこともあり、救助側は慎重な判断を迫られます。
今回のポイント(判明している事実)
- 場所:ニュージーランド南島 フェアウェル・スピット
- 対象:ロングフィン・パイロットホエール
- 木曜日:55頭が座礁 → 夜通しの対応で34頭が海へ
- 金曜日:6頭が死亡、15頭が取り残されている
- 対応:ボランティアとDOC職員が救助活動
なぜ座礁は起きるのか:原因は一つに決められない
クジラ類の座礁は世界各地で起きており、原因は海底地形、潮流、天候、群れの行動特性など複数の要因が重なるケースがあるとされています。今回の事案でも、現時点で原因を単一に断定する材料は示されていません。救助現場ではまず生存個体の保護と安全確保が優先され、状況が落ち着いた段階で経緯の整理が進むことになります。
これからの焦点:再座礁を防げるか
一度海へ戻れた個体でも、群れの性質や海況によっては再び浅瀬に入り込み、再座礁する可能性があります。救助活動は「海に戻したら終わり」ではなく、その後の見守りや追加対応が必要になることもあります。今後、取り残されている15頭をどう救えるか、そして再座礁をどう防ぐかが注目点です。
Reference(s):
Rescuers race to refloat pilot whales after stranding in New Zealand
cgtn.com








