中国本土・安徽省でロボット交通警官が試験勤務 蕪湖市で1月10日から video poster
中国本土の安徽省・蕪湖市で今月10日、ロボットの交通警官が路上での試験勤務を始めました。人間の警察官と並んで交通整理に加わる形で、道路の安全と「文明運転」(マナーある運転)の浸透を後押しする狙いです。
現場に立つ“ロボット交通警官”とは
試験勤務に入ったロボットは、警帽と反射ベストを着用。見た目にも「交通の現場」にいることが分かる装いで、交差点などで交通の流れを見ながら、周囲の状況に応じて動きます。
注目されるのは、人間の警察官と「置き換わる」というより、同じ現場で並走する形で運用されている点です。現場の交通整理は状況判断が多く、試験段階では人間の関与が前提になっていることがうかがえます。
搭載されたセンサー:カメラとLiDAR
ロボットはカメラとLiDAR(ライダー)を備え、周囲の交通状況を把握します。LiDARはレーザー光で距離を測り、周囲の物体との位置関係を立体的に捉える技術です。暗所や逆光など、状況によって見え方が変わりやすい道路環境で、別系統のセンサーを組み合わせることには意味があります。
今回伝えられている主な機能
- 交通状況の感知(周囲の車両や動きの把握)
- 障害物の回避(接触を避けながら移動)
- 道路安全の啓発と、文明運転の促進
なぜいま「路上での試験勤務」なのか
交通現場は、天候、時間帯、歩行者の量、車両の密度などで状況が絶えず変わります。こうした環境での試験勤務は、実際の道路条件に合わせて運用を詰めていくプロセスとも言えます。
また、交通安全の取り組みは「取り締まり」だけでなく、見守り・誘導・啓発が組み合わさって初めて効果が出やすい領域です。人間の警察官とロボットが並ぶことで、現場の視認性が上がり、ドライバーの注意喚起につながる可能性もあります。
今後の見どころ:安全性、受け止め方、運用の線引き
ロボットが交通整理を担う場合、注目点は「何ができるか」だけではありません。たとえば、混雑時の誘導の確実性、歩行者との距離感、現場での予期せぬ動きへの対応など、路上ならではの条件が問われます。
試験勤務が続く中で、ロボットの役割が人間の判断を補助する方向に整理されるのか、あるいは特定の場面でより広い範囲を任されるのか。蕪湖市の取り組みは、交通安全とテクノロジーの接点を考える材料になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








