イラン外相、抗議デモ暴力化で米・イスラエル関与を主張 対話の用意も video poster
2026年1月12日、イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相が、週末の抗議活動に関連した暴力について「状況は完全に管理下にある」と述べる一方、米国とイスラエルが関与しているとの見方を示しました。緊張が高まる中でも、米国との「真剣で実務的」な協議に前向きな姿勢もにじませています。
何が起きたのか:抗議活動が暴力的に、という認識
アルジャジーラが伝えたところによると、アラグチ外相は外国の外交団との会合で、全国的な抗議活動が「暴力的で流血を伴うものに変質した」と説明しました。そのうえで、こうした展開が米国側の介入を正当化する「口実」づくりに利用されている、という趣旨の発言をしています。
外相の主張:外国勢力が「あおった」、証拠がある
アラグチ外相は、抗議活動が外国の要素によって「扇動され、燃料を注がれた」と主張。治安当局が責任者を「追跡する」と述べました。
また、米国とイスラエルが国内の「テロ活動」に関与した証拠を得ているとし、次のような内容に言及したと報じられています。
- 抗議者に武器が配られる様子を示す映像がある
- 当局が拘束した人物の「自白」を近く公開する
「戦争は望まない」一方で、備えと抑止を強調
アラグチ外相は、イランは戦争を求めていないと述べつつ、「完全に備えている」と強調しました。国内の治安維持と対外的な抑止の両面を同時に示すメッセージで、情勢の不確実性が意識されます。
米国との協議には前向き:条件は「平等」と「相互尊重」
注目点は、強い非難と同時に対話の余地も残していることです。アラグチ外相は、米国との「真剣で実務的」な協議に応じる用意があるとし、その前提として「平等」と「相互尊重」を挙げたとされています。
米国とイスラエルの反応:詳細な回答は確認されず
報道によると、米国とイスラエルは、外相が示した具体的な आरोप(関与の指摘)について、現時点で詳細な形では公に反応していないとされています。
いまの焦点:国内統治、情報の出し方、外交の出口
今回の発言は、抗議活動の評価を「国内問題」だけでなく「国外からの介入」という枠組みで語るものです。今後の焦点は、当局が示すという「証拠」や「供述」の扱い、治安対応がどこまで強化されるのか、そして対話に言及した外交ルートが実際に動くのか――この3点に集約されそうです。
Reference(s):
Iranian FM alleges U.S., Israel behind violence linked to protests
cgtn.com








