テヘランの街に残る不安 空域閉鎖の夜の後、通信制限下の「日常」 video poster
2026年1月15日、イランの首都テヘランでは「攻撃の可能性」をめぐる噂と、突然の空域閉鎖が重なった緊張の夜の翌朝を迎えました。街は一見落ち着き、店も開いていますが、先の見えない不安が消えたわけではありません。
1月15日のテヘラン:見た目は“いつも通り”
CGTNの特派員セペール・サレミ氏は1月15日、テヘラン市内を歩き、現地の空気を伝えました。通りは大きな混乱が起きているようには見えず、営業している店も多かったといいます。
噂と突然の空域閉鎖がつくる、張りつめた空気
前夜に広がったのは、イランへの攻撃の可能性に関する噂と、突然の空域閉鎖でした。事実関係が見えにくい状況では、噂そのものが人々の不安を増幅させやすくなります。表面上の平静さの裏で、「この先数日で何が起きるのか」という緊張感が残っている、とサレミ氏は伝えています。
ネット遮断に近い通信制限:つながらない日常
今回の場面で特に重いのが、インターネット接続が大幅に制限された状態が続いている点です。多くの人がオンラインでの連絡手段を断たれ、情報やコミュニケーションの回路が細くなっています。
- インターネット接続は「依然として大きく制限」
- オンラインでの連絡が取りづらく、多くの人が孤立感を抱えやすい
- 一方で、国際電話は「最近になって再開」
国際電話の再開は明るい変化にも見えますが、日常的な連絡や情報収集の多くをネットに頼る現代では、制限の影響は小さくありません。
静かな通りと、胸の内の不安——同時に存在する現実
街が落ち着いて見えることと、人々が安心していることは同義ではありません。店舗が開き、交通が動き、日常の輪郭が保たれている一方で、噂と空域閉鎖、そして通信制限が重なった状況は、生活者の心理にじわじわと影を落とします。
2026年1月16日現在、テヘランの「日常」は続いています。しかし、その日常がどれほどの緊張の上に成り立っているのか——現地の歩行取材は、そのギャップを静かに映し出しています。
Reference(s):
cgtn.com








