「馬」をめぐる文化の旅:CGTNが“All Things Horses”企画、午年を前に注目 video poster
2026年1月16日現在、旧暦の新年(春節)を前に「午(うま)年」が近づくなか、CGTNが“All Things Horses(馬にまつわるすべて)”と題した参加型企画を打ち出しました。馬のモチーフが中国文化と美術の中でどう受け継がれてきたのか——「いま馬が語りかけてくるもの」を静かにたどる動きとして関心を集めています。
なぜいま「馬」なのか:午年のムードと文化の再点灯
干支は、単なる暦の記号というより、季節感や縁起、そして物語性をまとった“共有言語”として機能してきました。午年が近づくタイミングでは、馬の図像や工芸品、歴史的な表現が改めて参照されやすくなります。今回の企画は、そうした季節の空気を背景に、文化的イメージの広がりを現代のデジタル空間へ接続する試み、とも読めそうです。
中国文化に走り続ける「馬」のイメージ:断片から見える長い時間
CGTNの告知で触れられているのは、いずれも「馬」が時代ごとに異なるかたちで表現されてきたことを示す象徴的な例です。
- 甲骨文の馬(象形的な刻み)
古い記録媒体に残る馬の表現は、実用や儀礼、観察の対象としての存在感を想起させます。 - 漢代の青銅・奔馬(駆ける馬の造形)
速度や躍動をとらえる造形は、技術と美意識が結びついた“動きの記号”として今も引用されやすい要素です。 - 唐代の三彩馬(彩色陶器)
色彩と装飾性を伴う馬の造形は、豊かさや国際性が交差した時代の空気を映すものとして語られてきました。
CGTNの“All Things Horses”とは:参加型企画としての位置づけ
今回の“チャレンジ”は、午年を前に「馬」を切り口にした表現や話題を集める参加型の取り組みとして告知されています。歴史的な美術品から日常の表現まで、馬というモチーフを軸に多様なイメージが並ぶことで、時代や媒体をまたいだ比較が生まれやすいのが特徴です。
伝統は“保存”だけではなく“運用”される:デジタル時代の文化参加
古い図像は、博物館の展示室だけで完結しません。短い動画や投稿、コメントの連鎖の中で、意味が付け足され、読み替えられ、時に個人の経験と結びついて再流通します。馬のように長い時間を走ってきたモチーフほど、その変化の軌跡(何が残り、何が変わるのか)が見えやすい題材でもあります。
これからの見どころ:馬が映す「スピード」と「祈り」
馬は、移動・通信・権威・美・縁起など、複数の意味を背負ってきました。午年を迎えるまでの数週間、どんな表現が集まり、どの時代の馬が参照されるのか。そこには、いまの社会が求める“スピード”と、日々の暮らしの中にある小さな“祈り”の両方が、控えめに映り込むのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








