新疆のムザルト川流域に渡り鳥3万羽超、冬の湿地がにぎわう video poster
2026年1月中旬、中国本土北西部の新疆ウイグル自治区・バイチェン県のムザルト川流域に、ハイイロヅル(grey cranes)やアカツクシガモ(ruddy shelducks)など3万羽を超える渡り鳥が飛来しました。冬の広い湿地を舞う群れは、静かな季節の風景に「動き」を戻し、この地域の生態系の変化を映すサインとしても注目されます。
いま何が起きている?:1月中旬に“3万羽超”が集結
現地では、湿地の上空を滑るように飛ぶツル類や、水面に降りて群れを作るカモ類の姿が確認されています。凍てつく冬でも水辺や餌場が確保される場所は、渡り鳥にとって貴重な「越冬地」になり得ます。
なぜムザルト川流域に集まるのか
今回の飛来は、湿地という環境が渡り鳥のニーズに合っていることを示唆します。渡り鳥が越冬地に求める条件は、おおむね次のようなものです。
- 餌が見つかること(水生植物や小動物など)
- 休める場所があること(広い水面・浅瀬・草地)
- 外敵や攪乱が少ないこと
ムザルト川流域の「広い湿地」という舞台が、こうした条件を支えやすいとみられます。
生態保護の積み重ねが“鳥の数”に表れる
入力情報によれば、現地では生態系を守る取り組みが継続され、生息環境が着実に改善してきたとされています。結果として、冬をここで過ごす種が増え、飛来する鳥の数も増えているという流れです。
渡り鳥は、気候・水環境・餌資源といった複数の条件に左右されるため、数の増減は「湿地の状態」を間接的に映します。3万羽超という規模は、自然の回復や維持を測るうえで象徴的な数字になりそうです。
“冬の湿地”が持つ意味:景観だけではない価値
冬の湿地は一見すると静かですが、渡り鳥にとってはエネルギーを蓄え、次の移動に備える重要な場所です。鳥が集まることで、栄養塩の循環や食物連鎖など、湿地の働きが活性化する側面もあります。
今後の注目点:数だけでなく「種の多様性」
この先の焦点は、飛来数に加えて、どんな種類がどれだけ越冬するのか、そしてそれが年ごとにどう変化するのかです。種の多様性が増えるほど、生態系の受け皿が広がっている可能性があります。冬の間の観察や保全の継続が、次のシーズンの風景を左右しそうです。
Reference(s):
cgtn.com








