金高でも売れる「馬モチーフ」—中国本土・太原で干支ジュエリー熱 video poster
2026年の午年(馬の年)を前に、中国本土ではいわゆる「干支(えと)経済」が市場の関心を集めています。山西省の省都・太原のショッピングモールでは、金価格が上昇する中でも、馬をテーマにしたジュエリーが縁起の良さとデザインの幅広さで存在感を強めています。
太原のショッピングモールで「馬」デザインが存在感
報じられているのは、太原市内の商業施設で馬モチーフのジュエリーが消費者の目を引いているという動きです。馬は「縁起が良い」というイメージとも結びつきやすく、年始の空気感と相性がいいテーマとして店頭で目立ちやすくなります。
同じ“馬”でも表現はさまざまで、モチーフの形状や仕上げによって印象が変わります。こうしたデザインの多様さが、贈り物としての選びやすさにもつながっているようです。
金価格の上昇下でも動く需要——「欲しい」の理由が分かれ始める
今回のポイントは、金価格が高い局面でも売れ行きが強いとされている点です。価格が上がると購入は慎重になりがちですが、干支モチーフは「今この時期に選ぶ意味」が分かりやすく、背中を押す要素になりやすいと見られます。
また、宝飾品の購入動機は一枚岩ではありません。資産性を意識する層がいる一方で、干支モチーフは「記念」「気分の切り替え」「家族への願い」といったストーリー性が前面に出やすい領域でもあります。
「干支経済」とは何か——季節の行事がつくる小さな追い風
「干支経済」とは、旧正月(春節)前後などに、干支にちなんだ商品が動きやすくなる現象を指す言い方です。食品や雑貨に限らず、ジュエリーのように“長く身につけるもの”にも波が及ぶのが特徴です。
午年を前にした今のタイミング(2026年1月時点)は、年の切り替わりが意識されやすい時期でもあります。縁起物の需要が立ち上がることで、商業施設の売り場にも季節感が生まれ、消費者の回遊を促す一因になっている可能性があります。
多様なデザインが「買う理由」を増やす
馬モチーフが注目される背景には、単に“干支だから”だけではなく、モチーフとしての使いやすさもありそうです。抽象化した形や小さな意匠なら日常の装いにも合わせやすく、縁起物でありながら「ファッション」として成立しやすい——そうした“両立”が支持を広げる要素になり得ます。
静かな問い:高値の時代に、なぜ人は「象徴」を買うのか
金価格の上昇は、買い物に現実的な計算を持ち込みます。それでも干支モチーフが動くのは、価格だけでは測り切れない「意味」や「願い」が、季節の変わり目に可視化されるからかもしれません。太原の売り場で起きている小さな熱気は、景気や物価の話題とは別の層で、いまの生活感情を映しているようにも見えます。
Reference(s):
Horse-themed jewelry sells strongly despite soaring gold prices
cgtn.com








