ニューサム知事、EUに「背骨を持て」 ダボスでトランプ氏へ強硬対応促す video poster
2026年1月20日(現地時間)、米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事がスイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)の場で、欧州に対しトランプ氏への対応を「もっと強くすべきだ」と踏み込んだ発言をしました。グリーンランドをめぐるやり取りで“波風を立てない”姿勢に見える欧州側に、「背骨を持て」と促した格好です。
何があったのか:ダボスでの“強い言葉”
報道陣に対しニューサム知事は、欧州がトランプ氏に「丁寧に対応しすぎている」との認識を示し、欧州連合(EU)は「非常に攻勢的に押し返すべきだ」と述べました。
また、トランプ氏を「弱い」と呼んだうえで、「背骨を持て(develop a backbone)」といった表現を用い、さらに「顔面を殴り返せ(punch him in the face)」という比喩的で過激な言い回しも口にしたとされています。実際の暴力を促すというより、外交・交渉での強硬姿勢を求める“荒いレトリック(言葉遣い)”として受け止められそうです。
焦点は「グリーンランド」をめぐる駆け引き
ニューサム知事の発言は、グリーンランドをめぐってトランプ氏が欧州側に圧力をかけているという文脈で語られました。地政学的な重要性が意識されやすいテーマだけに、交渉の言葉が強くなるほど、EUとしては“強く出る”ことと“関係を壊さない”ことの両立が難しくなります。
EUに求めたのは「礼儀」より「対抗」
ニューサム知事は、欧州側がトランプ氏に対して抑制的・協調的に見える点を問題視し、「押し返しが足りない」と強調しました。ここでいう「押し返す」は、軍事ではなく、交渉や政治的メッセージの出し方を含む広い意味合いとみられます。
- 言葉のトーンを上げて譲れない線を示す
- 一方的な要求に“受け身”で応じない
- EUとしての結束を前面に出す
なぜ今この発言が注目されるのか
WEF(ダボス会議)は、各国・各地域の政治・経済エリートが集まり、メッセージが国際的に拡散しやすい舞台です。そこで米国の有力民主党政治家が、トランプ氏への対抗姿勢を欧州に直接求めたことは、米欧関係の温度感や、今後の交渉スタイルの変化を占う材料になり得ます。
一方で、強い言葉は支持層には響きやすい反面、相手側の反発を招きやすいのも事実です。今後、EU側が「強硬姿勢」を明確にするのか、それとも対話を優先するのか。ダボス発の一言が、次の一手をめぐる空気をどこまで動かすのかが注目点になります。
Reference(s):
California governor urges Europe to grow 'backbone' and 'punch' back at Trump
cgtn.com








