ベルギー首相「米国は一線を越えた」EUと米国の亀裂に言及 video poster
【国際ニュース】2026年1月20日(現地時間)、スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)で、ベルギーのバルト・デ・ウェヴェル首相が「米国はレッドライン(一線)を越えた」と述べ、EUと米国は「共に立つか、分かれるかだ」と語りました。大西洋を挟んだ関係に、緊張感をにじませる発言として注目されています。
何が語られたのか:ポイントは「依存」と「甘さ」
デ・ウェヴェル首相は、欧州が米国に対して依存しすぎているうえに、寛容(甘い)すぎるという問題意識を示しました。そのうえで、欧州は米国に対し「一線を越えた」と伝えなければならない、と述べたとされています。
「共に立つか、分かれるか」——強い言い回しの背景
首相の言葉は、EUと米国の関係を「微調整」ではなく「選択」の問題として提示しています。ここでの「分かれる(split)」は、ただの口論ではなく、政策や立ち位置の違いが関係の枠組みそのものに影響し得る、という含みを持ちます。
この発言が投げかける論点(WEFの場で響く問い)
今回の発言は、特定の制度や分野を名指ししたものではない一方で、EU側に次のような問いを突きつけます。
- 欧州は米国への「依存」を、どこまで減らすべきなのか
- 同盟・協力関係の中で、「譲れない一線」をどう定義するのか
- 対立を避けつつも、対等性をどう担保するのか
いま読むべき視点:関係の「強さ」は、距離感で測られることもある
EUと米国の関係は、近さが強みになる一方で、近いからこそ「言いにくいこと」が溜まりやすい側面もあります。デ・ウェヴェル首相の発言は、協調を前提としながらも、線引きを明確にしようとするメッセージとして受け止められそうです。
ダボスでは、政治と経済が同じ空気の中で語られます。そこで「共に立つか、分かれるか」という強い表現が出たこと自体が、いまのEU・米国関係をめぐる議論の温度を示しているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com







