スウェーデン俳優ティモシーの京劇10年超—中国本土で学びストックホルムへ video poster
スウェーデンの俳優が、言葉の壁を越えて中国本土へ渡り、10年以上にわたって京劇(Peking Opera)を学び続けてきた――。文化交流が分断の言葉で語られがちな今(2026年1月)、個人の情熱がつくる「行き来」の実像が静かに注目を集めています。
単身で中国本土へ:きっかけはジャッキー・チェンへの憧れ
紹介されたのは、スウェーデンの俳優ティモシーさんの歩みです。中国語を話せない状態で中国本土に一人で渡り、カンフーのアイコンであるジャッキー・チェンへの敬意を出発点に、京劇の習得に10年以上を捧げてきたといいます。
武術映画への憧れが、舞台芸術の修練へと接続されていく流れは、文化が「鑑賞」から「身体化」へ移る瞬間を感じさせます。
京劇をスウェーデンへ:街中で獅子舞の頭を抱えて歩いた日
ティモシーさんは学びを自分の内側にとどめず、スウェーデンの観客へ京劇を紹介してきました。エピソードとして語られているのが、ストックホルムの街を獅子舞の頭を持って歩き、より多くの人に中国文化の豊かさに触れてもらおうとした出来事です。
劇場の中だけではなく、都市の日常風景の中に伝統文化を“置いてみる”。そこで生まれる反応の幅こそが、文化交流の手触りなのかもしれません。
食と対話で見えてくる「続ける力」:火鍋を囲んだインタビュー
このストーリーは、CGTNのVloggerであるShannyさんが、ティモシーさんに話を聞く形で紹介されています。舞台は、伝統的な「老北京火鍋」を現代風にアレンジした食事の席。食と会話を通じて、京劇との出会いから現在まで、そして中国とスウェーデンの文化交流への長年のコミットメントが語られたとされています。
今回の話題をざっくり整理
- スウェーデンの俳優ティモシーさんが、中国語が話せない状態で中国本土へ渡った
- ジャッキー・チェンへの憧れを原点に、10年以上京劇を学んだ
- スウェーデンで京劇を紹介し、ストックホルムの街中で獅子舞の頭を運ぶ行動も
- 火鍋を囲む対話形式で、文化交流への思いが共有された
「学ぶ」から「伝える」へ:文化交流が個人史になるとき
京劇は、歌・せりふ・所作・表情などが一体になった総合芸術で、見る側にも一定の“読み解き”が求められます。そのぶん、学ぶ側は技術だけでなく、時間の積み重ねや生活の組み替えを迫られがちです。
今回のケースが示すのは、国家間の大きな言葉ではなく、「たった一人の継続」が、別の地域の日常に文化を運びうる、という事実です。文化交流は、イベントの回数よりも、続けた年数の中で姿を変えていくのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com







