中国本土で拡大へ:ゼロ・ウェイスト都市構想が狙う「緑の転換」 video poster
中国本土でいま注目されているのが、「廃棄物をできるだけ出さない」都市づくり――いわゆるゼロ・ウェイスト(廃棄物削減)都市の取り組みです。中国生態環境省は最近、この“廃棄物ゼロ都市”イニシアチブを拡大する方針を示し、経済・社会全体のグリーン転換を後押しする狙いを打ち出しました。
なぜ「固形廃棄物」が大きな政策テーマになるのか
背景にあるのは、大きな人口規模と広範な農業部門です。これらは毎年、相当量の固形廃棄物を生み出します。廃棄物の管理が適切に行われるかどうかは、次の2点に直結します。
- 環境保護:廃棄物の不適切な処理は、環境への負荷につながり得ます。
- 資源効率:廃棄物を「資源として活かす」設計ができるかが、資源の有効利用に関わります。
「廃棄物ゼロ都市」イニシアチブとは何を目指すのか
今回の発表の核は、都市の単位で廃棄物問題に向き合い、発生量を抑えつつ、社会の運営をよりグリーンにしていく方向性です。ポイントは、廃棄物を単なる“処分の対象”として扱うのではなく、環境負荷と資源利用の両面から管理していく発想にあります。
拡大のキーワードは「包括的なグリーン転換」
中国生態環境省は、イニシアチブの拡大を通じて、経済と社会の包括的なグリーン転換を進める考えを示しました。都市の廃棄物管理は、生活、産業、流通の幅広い現場と接点を持つため、転換の“入口”になりやすい領域ともいえます。
このニュースを読み解く視点:都市政策が生活実感に降りてくるとき
固形廃棄物というテーマは、行政の制度設計だけでなく、都市の現場運用や事業活動、日々の暮らしの選択にも関わります。今回の「拡大」方針は、都市政策としての方向性を示すものであり、今後は各地でどのように具体化されていくかが焦点になります。
大きな転換は、派手な一手よりも、地道な運用の積み重ねで輪郭が見えてくることがあります。ゼロ・ウェイスト都市の取り組みが、経済・社会のグリーン転換をどこまで現実の仕組みに落とし込めるのか。2026年のいま、静かに注視したいテーマです。
Reference(s):
cgtn.com







