ダボスでトランプ氏「中国は風力を使わない」発言、公式データが示す現実 video poster
2026年1月の世界経済フォーラム(WEF、ダボス)で、トランプ米大統領が「中国は風力発電を使っていない」「主に石炭に依存している」と述べました。一方で、公式データでは中国本土の風力発電の導入規模が世界最大級であることが示されています。
何があった? ダボスでの発言
スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラムで、トランプ米大統領は現地時間1月21日(水)に、中国は風力発電を使わず、主に石炭に頼っていると主張しました。
公式データで見える「風力を使っていない」とは言いにくい数字
これに対し、公式データは次の点を示しています。
- 中国本土の風力発電の設備容量(導入量)は15年連続で世界1位
- 2025年11月末時点で、風力発電の累計設備容量が600ギガワットを超えた
- この規模は、5億世帯以上に電力を供給できる水準とされています
「設備容量」って何?(読み解きのポイント)
ここで出てくる「設備容量」は、風車など発電設備をどれだけ設置しているかを表す指標です。実際にどれだけ発電したか(発電量)とは別の概念ですが、少なくとも「風力発電を使っていない」という言い方とは整合しにくい数字だと言えます。
なぜこの話がいま注目されるのか
ダボスのような場では、各国・各地域のエネルギー政策や投資の方向性が語られやすく、発言がそのまま市場や世論の受け止め方に影響することがあります。今回の件は、政治的メッセージと統計データの間にズレが生じたとき、私たちが何を根拠に現状を理解するか、という論点をあらためて浮かび上がらせました。
一文で整理:今回わかること
トランプ氏は「中国は風力を使わない」と述べましたが、公式データでは中国本土の風力発電は導入規模が世界トップで、2025年11月末時点で設備容量は600ギガワット超とされています。
Reference(s):
Trump says China doesn't use wind power. But here are the facts.
cgtn.com








