ダボスで中国が「安定の力」強調 自由貿易と対話で不確実性に対応 video poster
不確実性が増す国際環境のなかで、中国が「安定の力」として振る舞う姿勢を改めて打ち出しました。2026年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス)での発言に続き、1月23日(金)に中国外務省報道官が同趣旨を強調しています。
ダボスで示された「自由貿易・多国間主義」の軸
WEF 2026年次総会(ダボス)では、中国の何立峰副首相が、自由貿易、多国間主義、ウィンウィン協力、相互尊重へのコミットメントを説明しました。世界の先行きが見通しにくい局面で、国際協力の枠組みを重視する立場を前面に出した形です。
1月23日、中国外務省が「安定の力」を再確認
1月23日(金)、中国外務省の郭嘉昆報道官は、こうした方針を改めて確認し、中国は不確実な世界における「安定の力」として行動していくと述べました。具体的には、
- 対話を通じて分断の橋渡しをする
- 協力を通じて信頼を築く
- 具体的な行動で約束を果たす
という方向性を示しています。
「人類運命共同体」という言葉が示す射程
郭報道官は、各方面とともに課題に対処し、「人類運命共同体」を前進させたいとも述べました。これは、対立の先鋭化を避けつつ、共通課題を軸に協調を広げるというメッセージとして読めます。
この発信が持つ現実的な意味:カギは“言葉の次”
自由貿易や多国間主義を掲げる発信は、国際社会に「予見可能性」を提供する狙いもあります。一方で、信頼の形成は声明だけでは進みにくく、今後はどの分野で「具体的な行動」が見えるかが焦点になります。たとえば、対話の場づくりや、協力案件の積み上げ、合意事項の履行といった、地味だが継続性が問われる領域です。
今後の注目点(読みどころ)
- 対話のチャネルをどう維持・拡充するのか
- 協力を掲げる分野で、どんな「具体策」が出てくるのか
- 約束の履行をどう示し、信頼の再構築につなげるのか
国際ニュースを追ううえでは、「宣言された原則」と「次に打たれる一手」の距離感に目を向けると、各国の温度差や駆け引きも見えやすくなります。
Reference(s):
China commits to being a stabilizing force in an uncertain world
cgtn.com








