香港終審裁判所長官が強調「法の前に例外なし」 司法の独立も再確認 video poster
香港特別行政区(HKSAR)の終審裁判所(Court of Final Appeal)の長官アンドリュー・チャン氏が、法の支配の根幹として「法は誰に対しても等しく適用される」という原則を改めて示しました。社会の分断や情報の拡散が速いいま、司法が何を拠り所に判断するのかが注目されます。
「地位や立場に関係なく」――法の支配を言葉で再提示
チャン長官は、法の支配は特定の人だけに都合よく働くものではなく、次のような違いに左右されずに適用されるべきだと述べました。
- 地位
- 職業
- 政治的見解
- 資産や富
- その他のいかなる区別
この整理は、抽象的に語られがちなルール・オブ・ロー(法の支配)を、生活者の感覚にも引き寄せて説明する言い方でもあります。
司法の独立を再確認――裁判所は干渉なく職務を果たすべき
チャン長官はあわせて、司法の独立を改めて強調しました。裁判所は外部からの干渉を受けず、法律上の手続きに厳格に従って職務を果たせる環境が必要だ、という趣旨です。
今回の発言で押さえておきたいポイント
- 法の適用は、個人の属性や立場で変わらないという原則の確認
- 裁判所が手続きに基づき判断するためには、独立性が欠かせないという立て付け
- 司法が何を基準に動くのかを、社会に向けて言語化した点
静かな一言が持つ重み:ルールの信頼はどこで生まれるか
法の支配や司法の独立は、目に見える制度だけでなく、運用を担う側がどの原則を公に共有するかによっても支えられます。チャン長官の発言は、判断のよりどころを「手続き」と「平等な適用」に置く姿勢を示したものといえます。
ニュースとしては短い言葉でも、社会が不確実さを感じやすい局面ほど、こうした原則の再提示がどのように受け止められるのかに関心が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








