中国本土の風力発電、2025年に発電量1兆kWh超 2026年は増設2億kW超へ video poster
中国本土の風力発電が2025年に大きな節目を迎えました。一定規模以上の工業企業による風力発電量が年間1兆キロワット時(kWh)を超え、設備容量(発電できる最大の出力)も年末時点で約6.4億キロワット(kW)に到達しています。2026年は、風力と太陽光を合わせて2億kW超の新規導入が計画されています。
2025年の到達点:発電量「1兆kWh超」、設備容量「約6.4億kW」
公表された数字を整理すると、2025年の風力発電は「量」と「規模」の両面で記録更新が示されました。
- 風力発電量:2025年に、一定規模以上の工業企業で1兆kWh超
- 風力の設備容量:2025年末までに約6.4億kW
- 構成比:中国本土の総設備容量の16%超
「発電量」は実際に作った電気の量、「設備容量」はピーク時にどれだけ発電できるかの“発電所の大きさ”に近い概念です。両方が伸びている点は、導入が継続していることを端的に映します。
世界首位「15年連続」が意味する、積み上げの時間軸
設備容量は15年連続で世界首位とされています。単年の伸びだけでなく、毎年の導入と運用が積み上がって現在の規模に至った、という時間軸の長さが読み取れます。
一方で、規模が大きくなるほど、電源としての存在感が増す分だけ、電力システム全体の運用(需給バランスの取り方)も繊細になります。ここが次の焦点になりやすいポイントです。
2026年の計画:風力+太陽光で「2億kW超」を追加
中国本土は2026年に、風力と太陽光を合わせて2億kW超の設備容量を新たに増やす計画だとされています。風と太陽はどちらも天候に左右されるため、導入規模の拡大は、そのまま電力の作り方・使い方の調整力が問われる局面も増やします。
数字の裏側で進む論点:「増やす」から「使いこなす」へ
今回の発表は、導入の勢いを示す一方で、拡大局面で注目されやすい論点も浮かび上がらせます。
- 発電の変動:風況・日射で出力が変わる電源が増えるほど、需給調整の重要性が増します
- 系統(送電網)との連携:発電した電気を必要な場所へ届ける設計がカギになります
- 設備構成のバランス:総設備の16%超を占める中で、他電源との組み合わせが運用の安定性に影響します
2026年の「2億kW超」という新規導入計画は、単なる拡大目標というだけでなく、こうした運用面の工夫も含めて問う数字として受け止められそうです。
まとめ:2025年の記録と、2026年の増設計画がつなぐもの
2025年は、風力発電量が1兆kWhを超え、設備容量は約6.4億kWに達しました。2026年は風力・太陽光で2億kW超の追加が計画されています。導入量のニュースは華やかに見えますが、読み解きのポイントは「どれだけ増えたか」だけでなく、「増えた電源をどう安定的に活かすか」にも移っています。
Reference(s):
cgtn.com








