アストラゼネカCEO、英国と中国本土は「科学・革新で好相性」 2030年まで1000億元投資 video poster
英国製薬大手アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は今週、北京で開かれたUK-China Business Forumで、英国と中国本土について「科学とイノベーション(革新)に注力する点で素晴らしい組み合わせだ」と述べました。医薬品分野の研究開発が国際的に競争するなか、両者の協力姿勢を改めて打ち出した発言として注目されています。
発言が出たのは、同社が中国本土での研究開発(R&D)と医薬品製造を拡大するため、2030年までに1000億元(約150億ドル)を投資すると発表した直後でした。
何が起きたのか:フォーラム発言と大型投資の「連動」
ソリオCEOは、英国と中国本土が共有する「科学・革新」重視の姿勢に言及しつつ、中国本土がバイオ医薬品のイノベーションにおける重要な貢献者として存在感を高めているとも強調しました。
- 場所:北京で開催されたUK-China Business Forum
- 発言:英国と中国本土は科学・革新の面で相性が良い
- 企業発表:アストラゼネカが2030年までに中国本土へ1000億元投資
- 投資の目的:研究開発と医薬品製造の拡大
「スターマー首相の訪中」は何を示すのか
ソリオCEOは、英国首相キア・スターマー氏の訪中についても触れ、グローバルな協力を示す強いシグナルだと述べました。政府間の往来が、企業の研究・製造拠点づくりや共同プロジェクトの空気感にも影響することは珍しくありません。
背景:バイオ医薬の競争は「研究開発」と「製造」の両輪に
バイオ医薬品は、創薬(新しい薬の開発)に時間と資金がかかる一方、実用化後は安定供給のための製造体制も重要になります。今回の発表がR&Dと製造の双方を明示している点は、イノベーションだけでなく、実装(つくって届ける)まで含めた体制整備を重視していることを示唆します。
今後の焦点:2030年までの投資が映す「協業のかたち」
2026年1月時点で、今回の1000億元投資は「2030年まで」という中期の時間軸で語られています。今後は、研究開発の拠点拡大がどのように進むのか、製造の強化が供給体制にどう反映されるのかが焦点になりそうです。
科学と産業の接点が国境をまたいで再編されるいま、企業トップの言葉と投資計画が同時に出てくること自体が、協力の温度感を測る一つの材料になります。
Reference(s):
AstraZeneca CEO: UK, China a great match on science, innovation
cgtn.com








