中国本土・青海省「Devil City」で深部探査 砂漠の地下数キロに眠るエネルギーを地図化 video poster
中国本土・青海省の北西部で、地球物理探査のチームが「Devil City(デビル・シティ)」と呼ばれる無人地帯の奥深くに入り、砂漠の地下数キロに隠れたエネルギー資源を探る大規模な深部探査を進めています。薄い空気、砂嵐、凍てつく寒さという条件の中でも作業は続き、春節(旧正月)が近づく時期の現場の緊張感も伝わってきます。
何が起きているのか:青海省の「無人地帯」で進む“地下の地図作り”
今回の舞台は、中国本土・青海省の北西部にある「Devil City」と呼ばれる場所です。探査隊は人の立ち入りが難しいエリアで、地球物理探査を行い、砂漠の地下深く(数キロ)にあるエネルギー資源の分布を“見える化”しようとしています。
報じられている範囲では、これは同地域での中国初の大規模な深部探査と位置づけられています。
なぜ注目されるのか:過酷な環境と「深さ」が意味するもの
この探査が注目される理由は、大きく2つあります。
- 環境の厳しさ:薄い空気、砂嵐、厳寒という複合的な負荷が作業の難度を押し上げます。
- 対象の深さ:地下「数キロ」という深部は、地表の観察だけでは把握できず、探査技術と継続的な観測が重要になります。
「地表の風景」ではなく「地下の構造」を丁寧に描く作業は、成果がすぐに見えにくい一方で、地域の資源ポテンシャルを判断する基礎資料になり得ます。
現場では何をしている?:地球物理探査という“遠隔の診断”
地球物理探査は、地中の情報を直接掘り当てる前段階として、地下の状態を推定するための調査です。今回のプロジェクトは、砂漠の地下深部にある資源を念頭に、地下構造を「マッピング(地図化)」することが主眼だとされています。
報道で強調されているのは、「無人地帯」「薄い空気」「砂嵐」「凍結するような寒さ」といった条件下でも、調査を積み重ねていく点です。こうした環境は、機材の運用だけでなく、人員の安全管理や移動計画にも影響します。
春節が近づくなかで続く作業:静かな緊張と“時間”の感覚
いま(2026年2月上旬)は春節が近づく時期ですが、現場では探査が続いています。多くの人にとって節目の季節である一方、資源探査のような長期プロジェクトでは、気象・地形・工程の条件が優先され、「できる時に進める」という時間の使い方が前面に出ます。
今後の焦点:深部探査の成果はどんな形で示されるのか
今回の取り組みは、同地域での「初の大規模深部探査」とされるだけに、今後は次の点が焦点になりそうです。
- 地下構造のマッピング結果が、どのような形で整理・共有されるのか
- 追加の調査(範囲拡大や手法の更新)が行われるのか
- 厳しい自然条件の中で、安全と工程をどう両立していくのか
砂漠の下に何があるのか――その答えは一足飛びには出ません。しかし、地表からは見えない「地下の輪郭」を描こうとする試みは、エネルギー資源をめぐる意思決定の前提を静かに変えていく可能性があります。
Reference(s):
Into China's 'Devil City': searching for energy beneath the desert
cgtn.com








