シルクロード海運、開始以来2600万TEU 2025年も拡大 video poster
中国の国際海上物流プラットフォーム「シルクロード海運(Silk Road Maritime)」が、開始以来の累計で2600万TEU(20フィートコンテナ換算)を輸送しました。最新統計では、2025年の取扱量も伸びており、海上輸送の“ルート網”として存在感を強めています。
発表のポイント:数字で見る拡大
- 累計:開始以来、2600万TEUを輸送
- 2025年のコンテナ取扱量:540万TEU超(前年比9.11%増)
- 2025年のバルク・一般貨物:1227万トン超(前年比26.4%増)
「シルクロード海運」とは?(一帯一路を支える海上物流)
シルクロード海運は、一帯一路(Belt and Road Initiative)に関連する物流を支える、中国初の国際海上物流プラットフォームとされています。港と港を結ぶ航路(ルート)を束ね、コンテナ貨物やバルク・一般貨物の輸送をネットワークとして動かす枠組みです。
TEUって何の単位?
TEUは、コンテナ輸送量を表す代表的な単位で、20フィートコンテナ1本分を「1TEU」として換算します。航路の規模感や港の取扱能力を、ざっくり比較するときによく使われます。
ルートは16から148へ:カバーする港は150、48の国・地域に
ネットワークの広がりも数字に表れています。発足当初は16ルートでしたが、現在は148の国際ルートに拡大。対象は48の国・地域にまたがり、150の港をカバーしています。
地域としては、東南アジア、南アジア、中東、欧州などが含まれるとされ、複数地域にまたがる“海の回廊”としての性格がうかがえます。
なぜいま注目されるのか:物流は「景気の体温計」になりやすい
2026年2月時点で見ると、2025年の統計は「物流量が増えた」という事実を示しています。とりわけ、
- コンテナ(製品・部材など、幅広い品目が入りやすい)
- バルク・一般貨物(資源や原材料など、重量物が多い)
の双方が伸びた点は、海上輸送のネットワークが多様な需要を受け止めている状況を示唆します。ルート数や寄港地が増えるほど、輸送の選択肢が増え、供給網(サプライチェーン)の組み方にも影響しやすくなります。
2026年の見どころ:数字の「次」をどう読むか
今回示されたのは、主に2025年の取扱量とネットワーク規模です。今後の焦点としては、
- ルート拡大が、どの地域の港の結節点(ハブ)を強めるのか
- コンテナとバルク・一般貨物の伸び方に、どんな差が出るのか
- 48の国・地域にまたがる運用が、どのように安定性や利便性につながるのか
といった点が、次の統計を読み解く手がかりになりそうです。
※本記事は、提示された統計情報に基づき、2026年2月4日時点の文脈で整理しました。
Reference(s):
China's Silk Road Maritime network ships over 26 million TEUs
cgtn.com








