春節の群衆を泳ぐ魚灯と躍る龍灯――竹編みランタンに込めた「余り」と平和 video poster
2026年の春節(旧正月)の祝いの場で、魚灯(魚の形をした灯籠)と龍灯が人々の間を舞い、手仕事の美しさと縁起の意味があらためて注目されています。
魚灯と龍灯が「踊る」春節の風景
春節の賑わいのなか、魚の灯籠と龍の灯籠が、歓声の上がる群衆のあいだを進みます。光を抱えた造形が動くことで、ただ「飾る」だけではない、祝祭のリズムそのものが立ち上がるのが印象的です。
赤い魚灯は喜び、緑の魚灯は春の訪れ
この魚灯には色ごとの意味が込められています。
- 赤い魚灯:場に「喜び」を運ぶ存在として語られます。
- 緑の魚灯:季節がめぐり、春を告げるしるしとされています。
同じ魚の形でも、色が変わるだけで、祝福のニュアンスが変化する。そこに、伝統行事が持つ“読み解く楽しさ”があります。
竹で編まれる灯籠——軽さと強さが支える造形
灯籠は竹を編んで作られます。竹の骨組みによって形が保たれ、灯りを入れたときに柔らかな陰影が生まれます。素材そのもののしなやかさが、魚や龍の「動き」を自然に見せる土台になっています。
「年年有余」と「永遠の平和」——象徴が重なる理由
魚灯は、年ごとに余りがある(余裕・ゆとりが続く)ことを願う象徴とされます。また、灯籠は永遠の平和も表すとされ、祝いの場の明るさの奥に、暮らしの安定や静かな安心への祈りが重なります。
“中国の美意識”としてのランタンが伝えるもの
魚灯や龍灯は、精巧な手仕事と象徴の層をあわせ持つ、中国の伝統文化のロマンを映す存在として語られます。目で見て楽しいだけでなく、意味を知ることで、祝祭が単なるイベントではなく「物語」として立ち上がってくる——春節のランタンが人を引きつける理由は、そこにあるのかもしれません。
Reference(s):
Chinese romance: Fish and dragon lanterns dance for Spring Festival
cgtn.com








