クリントン氏がエプスタイン巡り議会証言「大統領でも法の上にいない」 video poster
米国でジェフリー・エプスタイン氏をめぐる検証が続く中、ビル・クリントン元大統領が2026年2月27日(現地時間)、米下院監視委員会で証言しました。証言後の発言で「米国は、誰も法の上にいないという考え方の上に築かれている」と述べ、説明責任と情報公開を強く意識した姿勢を示しました。
何が起きたのか:米下院監視委員会での証言
クリントン氏は、エプスタイン氏との関わりについて議会で説明を行いました。証言後のコメントでは、法の下の平等(ルール・オブ・ロー)を強調し、「大統領であっても例外ではない」という趣旨の言葉を口にしました。
クリントン氏の主張:関係は限定的、犯罪は知らなかった
クリントン氏は、エプスタイン氏との面識は限定的だったと説明しました。また、同氏の犯罪について事前に知っていたことはなく、2008年の有罪答弁よりもかなり前に関係を断っていたとも述べています。
焦点は「透明性」へ:他の関係者にも証言を促す
今回の発言で目立ったのは、個別の釈明だけでなく「プロセス全体の透明性」に踏み込んだ点です。クリントン氏は、ほかの関係者も議会で証言するよう呼びかけました。
司法省への要請:「関連ファイルをすべて公開してほしい」
さらに、米司法省に対して関連ファイルの公開を求め、「生存者(サバイバー)は完全な説明責任を受けるに値する」と述べました。被害を受けた人の視点を前面に置き、捜査・情報管理のあり方にも光を当てた形です。
なぜ今注目されるのか:政治と司法の境界線
元大統領という公的影響力の大きい人物が議会で説明を行うこと自体が、米国政治における監視(オーバーサイト)と責任の取り方を象徴します。今回の論点は「誰が何を知っていたのか」だけでなく、
- 議会がどこまで事実関係を掘り下げられるのか
- 司法当局がどこまで資料を開示できるのか
- 当事者・生存者の納得に至る説明責任をどう組み立てるのか
といった、制度そのものの運用にも及びます。
今後の見通し:証言の連鎖と資料公開の行方
クリントン氏の呼びかけが、追加の証人喚問や資料公開の議論を動かすかが次の焦点です。監視委員会の調査が続く限り、個人の関与の有無だけでなく、司法・行政・議会の連携(あるいは距離感)がどう示されるかも問われていきそうです。
Reference(s):
Bill Clinton testifies on Epstein: No one is above the law, not even presidents
cgtn.com








