南部戦区海軍、フリゲート艦で南シナ海の昼夜連続・実戦訓練 video poster
南部戦区海軍が南シナ海で、フリゲート艦「Ganzhou」「Wenshan」を使った昼夜をまたぐ連続の実戦的訓練を最近実施しました。夜間の火力打撃まで含め、複雑な環境での部隊運用をどこまで詰められるかが焦点です。
何が行われたのか(今回の訓練の概要)
発表によると、訓練は「cross-day(昼をまたぐ)」「cross-night(夜をまたぐ)」形で組まれ、時間帯の変化を織り込んだ運用を通じて、将兵の戦闘能力を検証・向上させる狙いがあったとされています。
ポイントは「目標探索→共有→追尾→夜間の火力打撃」
訓練では、目標の探索と情報共有を行いながら、艦艇が継続的に目標を追尾し、ロックオンする流れが強調されました。さらに夜間の状況下で火力打撃を実施し、目標を撃破する手順を確認したといいます。
- 目標探索:海上での発見・識別につながる初動の要
- 情報共有:複数艦で同じ状況認識を作るための基盤
- 継続追尾・ロックオン:状況が揺れる中で追跡を切らさない運用
- 夜間の火力打撃:視界制約下での意思決定と連携の確認
海上で「現場対応力」を磨く科目も
海上訓練期間中、編隊は実務的な複数の科目も実施したとされています。戦闘場面だけでなく、航行や警備、臨検といった局面での手順と連携を重ねることで、指揮官の判断力と乗員の協同を鍛える構成です。
- 航行中補給:航行を続けながら補給を行う運用
- 対テロ・対海賊:海上の不測事態を想定した警戒・対処
- 抜き打ちの臨検・拿捕(スポットチェック/捕捉):状況変化に即応するための実地手順
2026年3月現在、なぜ「昼夜連続」が注目されるのか
昼夜をまたぐ連続訓練は、単に訓練時間が長いという話にとどまりません。時間帯が変わることで、見張り、情報の見え方、疲労、意思決定のテンポ、艦内の分隊運用など、同じ海域でも条件が大きく変化します。そこでの追尾や情報共有、火力運用を一連の流れとして繰り返すことは、「複雑な環境」を前提にした運用設計の確認にもつながります。
次に注目したい点
今回のように複数科目をまとめて行う訓練は、個別技量だけでなく、編隊としての連携や指揮系統の整理がどこまで機能するかを映し出します。今後も同様の訓練が続くのか、そして情報共有や夜間運用の比重がどう変化していくのかが、静かな注目点になりそうです。
Reference(s):
Frigates Ganzhou, Wenshan conduct combat training in South China Sea
cgtn.com








