ヨーク大学学者スティーブン・ローチが指摘、トランプ政権の紛争離脱は「古典的な敗北」 video poster
米国の現在の外交・安全保障政策が抱える問題点を、元モルガン・スタンレー・アジア会長でヨーク大学法科大学院上級フェローのスティーブン・ローチ氏が批判しました。ローチ氏は、ワシントンが一貫性のない個人主義的アプローチに走っていることを、世界的な大国にふさわしくないと指摘しています。
ローチ氏の主張ポイント
- 米国の政策は法的・戦略的な整合性が欠如している。
- 政策決定が個人の意向に左右され、全体としての一貫性が失われている。
- 米国は自らが開始した紛争に対して責任を負うべきである。
- その責任から逃れ、他者に非を転嫁する姿勢は「古典的な敗北」である。
「古典的な敗北」とは何か
ローチ氏は、紛争から撤退しつつ同時に責任を放棄することは、歴史的に見ても大国の威信を損なう行為だと述べています。具体例として、過去の米国主導の紛争からの不完全な撤退が挙げられ、結果として地域の不安定化や米国への信頼低下を招いたと指摘しています。
今後の米国に求められる姿勢
同氏は、米国が再び世界的リーダーシップを発揮するためには、以下の点が必要だと提案しています。
- 法的根拠に基づく明確な戦略の策定。
- 個人主義に偏らない、制度的な意思決定プロセスの整備。
- 紛争開始の責任を認め、持続可能な解決策を追求する姿勢。
ローチ氏の指摘は、米国だけでなく、国際社会全体が「責任あるパワー」のあり方を再考するきっかけになるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








