中国本土で初の180,000㎥ LNG運搬船が完成、技術と市場の新たな転換点 video poster
中国本土が初めて、総積載量18万立方メートルのLNG運搬船を完成させたことが、国内外の注目を集めています。
建造の背景
江蘇省南通市にある中国招商産業(CMI)海門基地で、全長298.8メートルの船体が組み立てられました。LNG運搬船は-163℃で液化した天然ガスを安全に輸送するための高度な技術を要し、世界的にも建造可能な造船所は限られています。中国本土がこの規模の船舶を自国で完成させたのは、エネルギー安全保障と産業競争力強化の狙いがあります。
技術的特徴
本船は双燃料推進システムを採用しており、主に液化天然ガスの蒸発ガスをエンジン燃料として利用します。これにより燃料ロスが削減され、従来型船舶に比べて蒸発損失(バイル・オフ)が大幅に低減されます。また、環境性能も向上し、排出ガス中のNOxやSOxが抑制されます。
国際的な意義
この完成は、アジア太平洋地域におけるLNG輸送インフラの拡充に寄与すると同時に、国内造船業の技術力が世界基準に近づいたことを示しています。今後、同規模の船舶が増えることで、エネルギー輸送コストの低減や、温室効果ガス削減への貢献が期待されます。
今後の展望
中国本土の造船メーカーは、今回の実績を踏まえて、更なる大型船舶や低炭素技術の開発を加速させる方針です。国内外のエネルギー需要が高まる中、LNG運搬船の需要は持続的に伸びる見込みであり、関連産業全体に波及効果が期待されます。
Reference(s):
China completes first domestically built 180,000-cubic-meter LNG carrier
cgtn.com








