米アナリスト指摘:対イラン政策で「敗北認める以外に道なし」 video poster
米国の国際政治学者、ジョン・ミアシャイマー氏が先日、トランプ前政権(当時)のイラン政策を厳しく批判し、現在の状況では「敗北を認める以外に出口はない」との見解を示しました。この指摘は、米国外交の難しさと、軍事力行使の限界について、改めて考えるきっかけを投げかけています。
「絶望的な手札」をプレイする米国
ミアシャイマー氏は、アラブセンター主催の第11回年次会議での基調講演で、トランプ前大統領のイラン戦略について、「負ける手札」をプレイしていると表現しました。彼によれば、米国は「エスカレーションのはしごを上ることができない」状況に追い込まれており、軍事行動の拡大という選択肢は事実上、有効ではないとのことです。
引き下がれないリスクとその代償
「この道を頑なに進み続けるなら、その結果は甚大だ」とミアシャイマー氏は警告します。それは大統領職を失う以上のことであり、「世界経済が崖から転落することを意味する」とまで述べ、強硬路線を維持することの危険性を強調しました。軍事的圧力をエスカレートさせることが難しい以上、膠着状態から抜け出す方法は限られるというのが彼の分析です。
「敗北の承認」が唯一の現実的な出口
では、どのような道筋があり得るのでしょうか。ミアシャイマー氏が提示する答えは明快です。米国がこの状況から抜け出す唯一の方法は、「基本的に敗北を認める」ことだと指摘しました。これは、国際政治におけるパワーの限界と、時には交渉と妥協が不可避であることを示唆する見解と言えるでしょう。
専門家によるこのような厳しい現状分析は、大国の一方的な行動が必ずしも望む結果をもたらさないこと、そして複雑な国際紛争では、外交的解決に向けた柔軟性が重要であることを思い起こさせます。この問題は、イランと米国の関係のみならず、より広範な中東情勢、ひいては国際的な安定にも影響を与える重要な要素として、注目が続きそうです。
Reference(s):
John Mearsheimer: Trump has no exit option except admitting defeat
cgtn.com







