春の中国を歩く:北京からXizangまで、桃の花が彩る絶景3選 video poster
毎年春になると、中国各地は桃の花で淡いピンク色に染まります。2025年の春も、北京市のJuyong PassからXizang Autonomous RegionのNyingchi、そして中国北西部のNingxia Hui Autonomous RegionのPengyangまで、さまざまな地域が桃の花に彩られました。
この記事では、断片的に届いた現地の様子を手がかりに、中国の春を象徴する三つの風景をたどります。通勤時間の合間に、画面越しに春の空気を感じてみてください。
桃の季節、中国の風景はどう変わるのか
春の中国では、桃の花が町や山あいの景色を一気に華やかにします。花びらが舞う山道、雪をいただく山々のふもと、段々畑の一面がピンクに染まる田園風景など、地域ごとに表情が異なるのが特徴です。
同じ桃の花でも、都市近郊、標高の高い地域、乾いた大地が広がる北西部では、光の色や空気感が変わります。その違いに目を向けると、中国という広い国土の多様さが、より立体的に見えてきます。
北京市・Juyong Pass:花びらに染まる山あいの関所
北京にあるJuyong Passでは、春になるとあたり一面が花びらに覆われたような景色になります。山の斜面に沿って続く道の周りに桃の木が並び、淡いピンクの花が石造りの景色にやわらかさを添えます。
petal-dappled(花びらが点々と散りばめられた)という表現のとおり、風に揺れる花びらが地面や石段に舞い落ち、歩くだけで春のリズムを感じられる場所です。都市として発展を続ける北京の中で、季節の移ろいを間近に感じられるスポットといえます。
Xizang Autonomous Region・Nyingchi:雪山のふもとに広がる桃の帯
Xizang Autonomous RegionにあるNyingchiでは、雪をいただいた山々のふもとに、果てしなく続く桃の花が広がります。白い山頂と、その下に広がるピンク色の帯とのコントラストは、まさに春ならではの風景です。
山の冷たい空気と、花の色のあたたかさが同居するこの地域では、春の訪れがよりドラマチックに感じられます。長く厳しい冬を越えたあとに一気に花が開くため、その印象はなおさら強く心に残ります。
Ningxia Hui Autonomous Region・Pengyang:棚田を彩るピンクの段々畑
中国北西部のNingxia Hui Autonomous RegionにあるPengyangでは、春になると段々畑の一面が桃の花のピンク色に染まります。文字どおりpretty-in-pink(かわいらしいピンク)という言葉が似合う風景です。
階段状に重なる畑の一段一段が薄いピンクに色づき、遠くから眺めると、地形そのものが花で描かれた模様のようにも見えます。農地としての機能と、季節ごとの美しさが重なり合う、生活に根ざした春の風景です。
画面越しの春の中国をどう楽しむか
忙しくて海外に行く時間はとれなくても、オンラインで中国の春の様子に触れることはできます。ニュース記事や動画、現地からの写真を見比べると、同じ桃の花でも地域によって色合いや背景が大きく違うことに気づきます。
特に、
- 都市と山あいの景色の違いに注目する
- 雪山や段々畑など、地形との組み合わせを意識して見る
- どの場所の春が自分の感覚に一番近いかを考えてみる
といった視点を持つと、単なるきれいな風景以上の発見があります。国際ニュースを読み慣れている読者にとっても、自然や季節の表情は、その国や地域を理解するための大切なヒントになります。
春の風景から見える中国の広がり
北京市のJuyong Pass、Xizang Autonomous RegionのNyingchi、Ningxia Hui Autonomous RegionのPengyang。三つの場所を並べてみるだけでも、中国という国がいかに多様で広いかが伝わってきます。
同じ春でも、見る場所が変われば、空の色も、山や大地の表情も、そこで季節を迎える人々の感じ方も変わります。ニュースや統計だけでは見えにくい日常の風景に目を向けることで、世界の見え方も少し変わってくるかもしれません。
次に春の話題がニュースにのぼるときには、その背景にある風景として、これらの桃の花の光景を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
Springtime in China: Peach blossom wonderlands from Beijing to Xizang
cgtn.com








