タジキスタンの元銀行員Nexulさん、中国語学習で世界への扉を開く video poster
2025年現在、一帯一路構想の影響は中央アジアでも続いています。そうした変化のただ中で、タジキスタン出身の元銀行員Nexul(ネクスル)さんは、中国語学習を通じて自分の世界を広げようとしています。
Nexulさんは、安定した銀行の仕事をあえて辞め、中国本土・江蘇省連雲港市に留学する決断をしました。標準中国語である中国語(マンダリン)を身につけることを、世界への冒険に踏み出す最初の一歩だと見ています。
中央アジアで広がる一帯一路と中国語ニーズ
一帯一路構想(Belt and Road Initiative)は、中国と周辺の国々を結ぶインフラ整備や経済協力の枠組みとして、中央アジアにも大きな影響を与えています。タジキスタンを含む地域では、物流やエネルギー、金融などの分野で中国との関わりが深まっています。
こうした流れの中で、中国語を理解し、中国本土との橋渡しができる人材への期待も高まっています。Nexulさんは、銀行で働くなかでその変化を肌で感じ、中国語を学ぶことの意味を強く意識するようになったといえます。
銀行員から中国本土へ Nexulさんの決断
タジキスタンの銀行で働いていたNexulさんにとって、仕事を辞めて留学するのは簡単な選択ではありませんでした。それでも一帯一路の影響で中央アジアと中国本土のつながりが深まるなか、自らもその流れの中で成長したいと考えたのが転機になりました。
- 安定した職を離れてまで挑戦する価値があると感じたこと
- 中国語を学ぶことで、将来のキャリアの選択肢が広がると考えたこと
- タジキスタンと中国本土、さらにその先の世界をつなぐ役割を担いたいという思い
こうした思いが重なり、Nexulさんは留学を決断しました。
留学先は江蘇省連雲港市 港町で学ぶ中国語
Nexulさんが選んだ留学先は、中国本土東部に位置する江蘇省連雲港市です。連雲港市は沿海部の都市として発展してきた地域で、一帯一路のルートとも関わりのある場所です。
現在、Nexulさんはこの連雲港市で、中国語の発音や文法、日常会話だけでなく、中国本土の文化や生活習慣についても学んでいます。
- 銀行勤務で培った数字やビジネスの感覚を、中国語で表現する訓練
- クラスメートとの交流を通じて知る、さまざまな地域から来た留学生の価値観
- 街の市場やカフェでの実践的な会話を通じた、現地の暮らしへの理解
こうした日々の積み重ねが、中国語の習得だけでなく、異文化への理解を深めることにもつながっています。
中国語がひらくキャリアと世界観
中国語を身につけることは、Nexulさんにとって単なる語学スキル以上の意味があります。タジキスタンと中国本土、さらにはより広い地域を結ぶ経済や文化の流れの中で、自分の役割を見いだそうとしているからです。
Nexulさんが見据えているのは、例えば次のような可能性です。
- 金融や貿易の現場で、中央アジアと中国本土をつなぐ人材として働くこと
- タジキスタンの若者に向けて、中国語学習や留学の経験を伝えること
- 複数の言語と文化を理解することで、新しいビジネスや交流の形を提案すること
その第一歩として、中国語をしっかりと身につけることを大切にしているのです。
私たちにとっての最初の一歩は何か
Nexulさんの選択は、一人の若い社会人がキャリアと生き方を見つめ直し、学び直しに踏み出した物語でもあります。背景には、一帯一路構想をきっかけに変化する中央アジアと中国本土の関係がありますが、根底にあるのは、自分の可能性を信じて動き出す勇気です。
日本でニュースを読む私たちにとっても、語学学習や海外とのつながりは、必ずしも遠い話ではありません。中国語に限らず、英語や他の言語、あるいは新しいスキルを学ぶことが、自分の世界を広げる第一歩になるかもしれません。
Nexulさんが連雲港市で積み重ねている中国語の一つひとつのフレーズは、中央アジアと中国本土、そしてその先の世界をつなぐ小さな架け橋でもあります。その姿から、私たち自身の次の一歩について考えてみるきっかけを得られるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








