香港発クリエイティブブランド:元テレビ人・Yoyoの「第二のスタート」 video poster
香港発クリエイティブブランド:元テレビ人・Yoyoの「第二のスタート」
テレビの世界から一歩踏み出し、香港らしさを詰め込んだ文化クリエイティブブランドを立ち上げたYau Man Heung(ヨウ・マンホン)さん、通称Yoyo。企画「Hong Kong Pulse: What's Yoyo's second take?」で紹介された彼女の挑戦は、香港と粤港澳大湾区(Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area)の動きを知りたい人にとっても、いま注目したい国際ニュースのひとつです。
テレビから離れ、自分の「声」をデザインで届ける
Yoyoさんは、これまでのテレビ業界でのキャリアをあえて手放し、自らの文化クリエイティブブランドを立ち上げました。華やかに見えるテレビの仕事を離れる決断は簡単ではありませんが、「自分の表現」をより直接的な形で届けたいという思いが、その一歩を後押ししたと考えられます。
番組制作や画面の中で伝えてきたストーリーを、今度はプロダクトというかたちで日常生活に溶け込ませる。その「第二のスタート」が、企画タイトルの「second take」にも重なって見えてきます。
「香港らしさ」をまとったプロダクトのコレクション
Yoyoさんのブランドが打ち出しているのは、はっきりとした香港の個性です。街の風景や生活の空気感など、香港の人びとにとってはなじみ深く、外から見れば新鮮に映るモチーフを取り入れたプロダクトのコレクションを展開しています。
特徴的なのは、「ローカルだけれど、ローカルに閉じない」という姿勢です。香港の魅力をそのまま切り取るのではなく、世界の人が手に取っても違和感なく使えるデザインとして仕立て直すことで、地域の文化をやわらかく世界へと開いていこうとしているように見えます。
粤港澳大湾区から世界へ――ローカルデザインの広がり
彼女の目標は、香港発のオリジナルデザインを、粤港澳大湾区全体へ、そしてゆくゆくは世界へと広げていくことです。粤港澳大湾区は、香港、マカオ、広東省の都市が結びつく広域エリアとして注目されていますが、ビジネスだけでなく文化やクリエイティブの交流の場としても可能性を秘めています。
このエリアに向けて香港のオリジナルデザインを発信することは、同じ地域で暮らす人びとが互いの文化を知り、日常的に触れ合うきっかけにもなります。その先で、香港生まれのプロダクトが、世界の国や地域の日常の中に自然と入り込んでいく未来も描かれています。
なぜYoyoの挑戦が「いま」の物語なのか
近年、アジア各地でローカル文化を大切にしながら新しい価値を生み出す動きが広がっています。Yoyoさんのブランドも、その潮流の中にある一つのケースといえます。
- マスメディアから個人発のブランドへと活動の軸を移したこと
- 香港という地域性を前面に出しながら、国際的な広がりを視野に入れていること
- 粤港澳大湾区という「近いグローバル」を舞台にしていること
こうした点は、地域に根ざしたビジネスやクリエイティブ活動を考える読者にとっても、参考になる視点を与えてくれます。
私たちの生活につながる3つのヒント
Yoyoさんのストーリーから、私たちが日常に持ち帰れるヒントを、あえて三つに整理してみます。
- キャリアは一度きりではない――テレビ業界からの転身は、「今までの経験を捨てる」のではなく、「別のかたちで活かす」試みでもあります。
- ローカルは武器になる――自分がよく知っている街や文化だからこそ、世界に向けたオリジナルの視点を提供できます。
- 身近な地域から、静かに世界へ――まずは粤港澳大湾区という身近な広域エリアで認知を広げ、その先の世界を見据えるステップの踏み方は、多くのビジネスに応用可能です。
こうした香港やアジアの動きは、日本語で国際ニュースを追う読者にとっても、これから注目したいテーマです。Yoyoさんの「second take」は、変化の多い時代に、自分なりの一歩をどう踏み出すかを考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








