CGTN番組『A Tale of My City: Wusu』 ダンスがつなぐ二人の物語 video poster
退職後に友人たちとアマチュアの舞踊団を立ち上げたリウ・ジャンファと、その振付師として招かれたマイラ・ヤシン。二人の出会いを通して一つの都市の日常を描くCGTN制作の番組『A Tale of My City: Wusu』の初回放送が、2025年9月24日に行われました。
作品のキーワードとなっている英語のフレーズ「Good things come to those who believe(信じる人に良いことが訪れる)」は、年齢や境遇をこえて夢を追い続ける二人の姿と重なります。
退職後に始まったリウ・ジャンファの新しい挑戦
リウ・ジャンファは、長年の仕事を終えて退職した後、静かな余生ではなく、新しい一歩を選びました。友人たちとともにアマチュアの舞踊団を結成し、自分たちのペースで踊り続ける場をつくったのです。
舞踊団はプロのカンパニーではなく、日常生活を送りながら集まる仲間たちの集まりです。それでも、きちんとした振付を取り入れ、本格的に舞台に立ちたいという思いから、彼女は振付師を招くことを決めます。
振付師マイラ・ヤシンとの出会い
そこで出会うのが、振付師のマイラ・ヤシンです。二人は、ダンスという共通の情熱がなければ、決して交わることのなかったかもしれない道を歩んできました。異なる背景を持つ二人が一つの作品をつくり上げていく過程は、都市ウスの多様性そのものを象徴しているようにも見えます。
笑いの裏にある「選択」と「犠牲」
番組の紹介文によれば、明るい笑い声の裏側で、リウとマイラはそれぞれに厳しい選択を迫られ、少なくない犠牲を払ってきました。プロとしての道を歩むか、家族や生活とのバランスをどう取るか。そうした迷いは、ダンスの世界に限らず、多くの人が共感できるテーマです。
それでも二人は、自分の夢や信じるものを手放さずに歩み続けています。その姿は、「信じる人に良いことが訪れる」というメッセージを、説教ではなく日常の積み重ねとして示しているように感じられます。
番組から見えてくる3つのポイント
- 退職後も「好き」を軸に新しい挑戦を続ける生き方
- ダンスが生み出す世代や背景をこえたつながり
- 一人ひとりの日常を通して都市の姿を描く視点
都市の物語としての『A Tale of My City: Wusu』
番組タイトルが示すように、これは一人の人物だけでなく、一つの都市の物語でもあります。リウとマイラの日常やダンスをめぐるやり取りを通じて、視聴者は都市ウスの空気や人々の暮らしを垣間見ることになるでしょう。
私たちの暮らしに引き寄せて考える
ダンスに限らず、何かを「好きだ」と信じ続けることは、ときに時間やお金、安定した生活とのトレードオフを伴います。リウやマイラが直面したような「tough choices(難しい選択)」や「sacrifices(犠牲)」は、仕事と家庭の両立、転職、学び直しなど、私たちの日常にも通じるものがあります。
だからこそ、この番組は単なる感動物語ではなく、自分自身の生き方を静かに問い直すきっかけにもなり得ます。忙しい毎日の中で諦めかけていたことに、もう一度目を向けてみる。そんな時間を与えてくれる作品として、これからも語り継がれていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








