文化・スポーツ・観光で香港に活力 第15回ナショナルゲームズ共催へ video poster
第15回ナショナルゲームズが近く開幕し、広東・香港・マカオで構成される粤港澳大湾区が初めてこの大会を共催します。香港では最大規模のスポーツ施設となるカイタク・スポーツパークが本格稼働し、文化・スポーツ・観光を一体的に盛り上げる動きが国際ニュースとしても注目されています。
第15回ナショナルゲームズ、粤港澳大湾区が初の共催
第15回ナショナルゲームズ(National Games)は、全国各地からアスリートと観客が集まる大規模なスポーツの祭典です。今回、粤港澳大湾区が初めて共催することで、競技の舞台は一つの都市から広域へと広がりました。
香港は全国各地から訪れる選手や観客を迎え、スポーツの熱気に都市の文化的な魅力を重ね合わせながら、情熱と夢を祝う華やかな舞台づくりを進めています。
香港が担う役割
共催都市の一つとして、香港は競技会場としての機能だけでなく、訪れる人々に街そのものを楽しんでもらうためのゲートウェイの役割も担います。短期滞在でも、多様な文化、食、景観に触れられる都市空間は、スポーツイベントを地域全体の魅力発信へとつなげる重要な資産になります。
カイタク・スポーツパークが開く新たなステージ
こうした流れの象徴が、香港で新たにオープンしたカイタク・スポーツパークです。これは香港史上最大規模のスポーツインフラ事業と位置づけられており、都市のエネルギーと世界の注目を結びつける拠点として期待されています。
香港特別行政区の文化・スポーツ・観光局長であるロザンナ・ロウ氏は、カイタク・スポーツパークの開業を「香港にとって新しい章の始まり」と表現し、「香港の粘り強さと回復力の精神は、スポーツを通じて輝きを放つ」と強調しています。
文化・スポーツ・観光の相乗効果に期待
今回の第15回ナショナルゲームズは、単なるスポーツ大会にとどまらず、文化、スポーツ、観光をどう組み合わせていくかを試す場でもあります。香港側は、文化的な魅力とスポーツの精神を融合させた祝祭ムードを通じて、訪れる人々に新しい体験を提供しようとしています。
文化・スポーツ・観光の一体化には、次のような効果が期待できます。
- スポーツ観戦と観光を組み合わせ、滞在全体の満足度を高める
- イベントをきっかけに、香港の文化やライフスタイルへの理解を深めてもらう
- 異なる地域の人々が交流し、長期的なつながりを生み出す
日本の都市が学べるポイント
国際ニュースとして香港の取り組みを追うことは、日本の都市にとっても示唆があります。大規模なスポーツイベントや新たなスタジアム建設をめぐっては、日本各地でも地域活性化との結びつけ方が問われているからです。
香港の事例から、次のような視点は参考になりそうです。
- スタジアムなどの大型施設を、大会期間だけでなく日常的な市民の拠点として位置づける発想
- スポーツイベントを、都市ブランドや観光戦略と一体で設計するアプローチ
- 文化、スポーツ、観光を縦割りではなく横断的に連携させるガバナンス
スポーツを通じて映し出される香港の今
2025年の今、香港はスポーツを通じて自らの姿をどのように世界へ伝えるかという問いに向き合っています。第15回ナショナルゲームズとカイタク・スポーツパークは、その答えを示す一つの舞台といえるでしょう。
粘り強さと回復力というキーワードを掲げながら、文化・スポーツ・観光を束ねて都市の魅力を高めようとする香港。その試みを追うことは、私たち自身がこれからどんな都市の未来像を望むのかを考えるきっかけにもなります。
Reference(s):
Integrating culture, sports and tourism to energize Hong Kong
cgtn.com








