上海・陸家嘴のネオンナイト:第7回中国国際輸入博覧会CIIEが映した金融街の素顔 video poster
2024年11月5〜10日に開催された第7回中国国際輸入博覧会(CIIE)期間中、中国の英語ニュースチャンネルCGTNがライブ映像で伝えた上海・陸家嘴のネオンナイトは、中国の金融センターの今を象徴する景色でした。
第7回CIIEと「ネオン輝く金融街」
中国国際輸入博覧会(China International Import Expo、CIIE)は、輸入やビジネス交流をテーマにした国際的なイベントです。第7回となるCIIEは、2024年11月5〜10日にかけて開催されました。
この期間中、CGTNは「Welcome to CIIE! Enjoy the neon night in Shanghai's Lujiazui」というタイトルでライブ配信を行い、展示会場だけでなく、開催都市・上海の象徴的な夜景も世界の視聴者に届けました。ビジネス一色のイベント報道になりがちななかで、陸家嘴のネオンにフォーカスした映像は、「金融ハブの日常」にも光を当てる試みだったと言えます。
黄浦江の東岸・陸家嘴とは
陸家嘴は、上海市の浦東新区に位置する最先端の金融センターであり、活気ある商業地区です。黄浦江の東岸に突き出した半島のような地形に広がり、多くの多国籍企業や金融機関がオフィスを構えています。
このエリアには、上海を代表するランドマークが集まっています。例えば、独特の球体デザインで知られる東方明珠電視塔(Oriental Pearl Radio and TV Tower)、優雅なシルエットの上海金茂大厦(Shanghai Jinmao Tower)、そして鋭いフォルムが印象的な上海環球金融中心(Shanghai World Financial Center)などです。こうした超高層ビル群が、黄浦江の水面に反射するネオンライトと重なり合い、世界でも印象的な夜景を形づくっています。
ネオンナイトが映し出す「金融ハブの横顔」
ライブ映像に映る陸家嘴の夜は、単なる観光用の夜景ではなく、中国の金融ハブの横顔を切り取ったものでもあります。オフィスの明かり、高速道路を行き交う車のライト、遊歩道を歩く人びとの姿が、都市のリズムを可視化していました。
陸家嘴のネオンナイトから見えてくるポイントを整理すると、次のようになります。
- 多国籍企業や金融機関が集まることで生まれる、高層ビルの密度と光の強さ
- 夜になっても動き続ける金融・サービス産業の存在感
- 観光地としての華やかさと、市民の日常生活が同じ空間に同居していること
こうした要素が重なり合うことで、陸家嘴は「数字で見る経済」だけでは捉えきれない、都市としての厚みを感じさせます。
ライブ配信が変える国際ニュースとの距離感
今回のCIIE期間中のライブ配信は、国際ニュースの伝え方が変化していることも示していました。展示ホールの様子や公式会見だけでなく、開催都市の夜景や街の空気感を伝えることで、視聴者はニュースを「情報」としてだけでなく、「体験」として受け取ることができます。
スマートフォンの画面越しに陸家嘴のネオンを眺める体験は、次のような意味を持ちます。
- 現地に行かなくても、金融センターの雰囲気やスケール感をつかめる
- ビジネスイベントの裏側にある、都市の生活や文化にも目を向けられる
- 国際ニュースを、自分の仕事や学びに引き寄せて考えるきっかけになる
デジタルネイティブ世代にとって、ライブ配信は「遠くの出来事」と「自分の関心」を橋渡しする重要なツールになりつつあります。
2025年の視点から見るCIIEと上海
2025年の今、2024年の第7回CIIE期間中に映し出された陸家嘴のネオンナイトを振り返ると、中国の金融センターが世界にどのようなイメージを発信しようとしているのかが見えてきます。きらびやかな夜景は、単に都市の「表情」を演出しているだけでなく、国際的なビジネス拠点としての自信や、海外とのつながりを象徴するものでもあります。
今後のCIIEでも、展示会場での数字や契約額だけに注目するのではなく、開催都市・上海の街並みや人の動きにも目を向けてみるとよいかもしれません。金融街のネオン、川沿いの散歩道、行き交う人びとの表情といったディテールから、国際ニュースをもう一段深く読み解くことができます。
国際ニュースを日本語で追いかける読者にとって、上海・陸家嘴のネオンナイトは、アジアのダイナミズムとグローバル経済の最前線を同時に感じさせてくれる「窓」のような存在と言えるでしょう。
Reference(s):
Live: Welcome to CIIE! Enjoy the neon night in Shanghai's Lujiazui
cgtn.com








