マカオ中国復帰25周年へ 街歩きで見る歴史と最新テクノロジー video poster
中国への復帰から25年を迎えるマカオ特別行政区が、2025年12月20日の記念日を前に祝祭ムードに包まれています。街歩き(シティウォーク)を通じて、歴史と最先端が共存するマカオの今を見ていきます。
25周年を前に高まるマカオの祝祭ムード
2025年12月上旬のマカオ市内では、主要エリアがイルミネーションや装飾で彩られ、25周年を祝うロゴやメッセージが掲げられています。記念日となる12月20日に向けて、文化公演や展示会など、さまざまなイベントの準備が進んでいます。
街を歩くと、観光客だけでなく地元の人びとも記念ムードを楽しんでいる様子がうかがえます。歴史的建築と近代的な高層ビルが並ぶ風景は、歴史と現代が交差する都市としてのマカオを象徴しています。
国際メディアも注目 街歩きで伝えるマカオの魅力
国際ニュースとしての注目も高まるなか、中国の国際メディアは特別番組でマカオの街歩きを取り上げ、歴史遺産から大学キャンパス、伝統産業までをつなぎながら、その多彩な魅力を紹介しています。
映し出されるのは、観光地として知られた表側だけではありません。日常の生活空間や学びの場、地域産業の現場など、マカオの「今」を立体的に見せようとする試みが続いています。
聖ポール天主堂跡:歴史を感じる出発点
街歩きの出発点のひとつが、マカオを代表する観光スポットである聖ポール天主堂跡です。石造りのファサードが空に向かってそびえるこの場所には、長い年月を経てきた歴史の重みが刻まれています。
階段を上りきると、眼下には路地とカフェ、小さな店舗が入り乱れるエリアが広がります。土産物店の賑わいの奥に、住民の日常生活が垣間見えるのも、マカオらしい風景だといえます。
マカオ大学:最先端テクノロジーが育つキャンパス
番組は、マカオ大学のキャンパスにも足を運びます。ここでは、情報技術や工学などの分野を中心に、最先端の教育や研究が進められています。
教室や研究施設では、AI(人工知能)やスマートシティ、金融技術など、マカオの将来を支える分野に取り組む学生たちの姿があります。観光とエンターテインメントのイメージが強いマカオですが、高等教育や技術人材の育成にも力を入れていることが見えてきます。
伝統中国医学産業:受け継がれる知恵と新しいビジネス
もうひとつの注目ポイントが、伝統中国医学の産業です。マカオでは、古くから受け継がれてきた医療の知恵を生かしながら、研究開発や品質管理を取り入れた現代的な産業として育てようとする動きが広がっています。
薬草や健康食品を扱う店舗が立ち並ぶエリアでは、観光客が説明を聞きながら商品を手に取り、健康意識の高まりを背景に、地域の産業としても存在感を増しています。伝統と科学的アプローチを組み合わせることで、新たなビジネスチャンスも生まれつつあります。
街歩きで見える「伝統と現代」が共存する都市像
歴史遺産、大学、伝統産業──一見バラバラに見えるスポットを徒歩でつなぐと、マカオという都市の立体的な姿が浮かび上がってきます。
- ヨーロッパ風の意匠を残す歴史的建築
- 研究と教育を通じて未来を描く大学
- 伝統とイノベーションを組み合わせる産業
25周年を迎えるマカオは、観光地としてだけでなく、歴史を引き継ぎながら新しい産業と文化を育てる場としての顔を強めています。街歩きを通じて、その変化と連続性を体感することができます。
国際ニュースとしてのマカオを見る
国際ニュースや日本語ニュースでマカオを取り上げる際、カジノ収入や観光統計に注目が集まりがちです。しかし、25周年を迎える今年のマカオは、街を歩くことでこそ見えてくる静かな変化を抱えています。
歴史を大切にしながら、教育や医療、テクノロジーなどの分野を少しずつ育てていく都市。そうしたマカオの姿は、アジアの他の都市にとってもひとつのヒントになるかもしれません。通勤時間やスキマ時間にマカオの街歩きを想像しながら、アジアの都市のこれからを考えてみるきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








