ハルビン氷雪大世界、12月21日開幕へ 世界最大級の氷雪テーマパーク
世界最大級の氷雪テーマパーク「ハルビン氷雪大世界」の第26回が、中国東北部・黒竜江省ハルビン市で12月21日に開幕する予定です。約100万平方メートルという広大な会場に、氷と雪でつくられた「冬のワンダーランド」が広がり、国際ニュースとしても注目を集めています。
世界最大級の氷雪テーマパークとは
ハルビンは、中国東北部・黒竜江省の省都で、厳しい冬の寒さを観光資源として生かしてきた都市です。その象徴ともいえるイベントが「ハルビン氷雪大世界」です。
第26回となる今回は、計画面積が約100万平方メートルに達し、「世界最大の氷雪テーマパーク」として位置づけられています。26年の歴史の中でも、今年の規模が最大とされており、冬のハルビンを代表するイベントとして存在感を高めています。
今年のハイライト:24本の巨大滑り台とスノーディスコ
今年のハルビン氷雪大世界は、アクティビティの多彩さが特徴です。氷雪テーマパークとしての魅力をわかりやすく示すポイントは、次の通りです。
- 全長500メートルを超える氷の滑り台が24本設置される予定
- 音楽と雪を組み合わせた「スノーディスコ」ステージ
- 細部まで作り込まれた多様な氷の彫刻が並ぶ展示エリア
24本のロング滑り台は、スリルを求める人はもちろん、家族連れや友人同士でも楽しめるアクティビティになりそうです。「スノーディスコ」は、雪の上で音楽と光の演出を楽しめるステージとして、若い世代やSNSアクティブ層にとって映えるスポットになることが期待されます。
2025年アジア冬季競技大会と連動したデザイン
今回の会場デザインや建設には、2025年にハルビンで開催予定の第9回アジア冬季競技大会の要素が取り入れられています。競技大会に関連したモチーフやイメージが氷像や空間構成に反映され、訪れる人が大会の雰囲気を一足早く感じられるよう工夫されているとされています。
巨大な氷雪テーマパークを通じて、ハルビンはアジア冬季競技大会の開催地としての存在感を国内外にアピールしようとしています。スポーツイベントと観光イベントを組み合わせることで、冬の都市ブランドを高める狙いも読み取れます。
なぜハルビンの氷雪イベントが国際ニュースになるのか
ハルビン氷雪大世界は、単なる地域イベントにとどまらず、「世界最大の氷雪テーマパーク」として世界各地からの来訪者を視野に入れたプロジェクトです。今回も「世界中の観光客を招き入れる」ことが意識されており、冬の国際観光の動きとも重なります。
国際ニュースとして注目される背景には、次のようなポイントがあります。
- 寒冷な気候を、マイナス要因ではなく観光資源として活用していること
- 大規模な氷雪イベントを通じて、冬でも滞在型の観光需要を生み出していること
- アジア冬季競技大会との連動により、スポーツと観光の相乗効果を狙っていること
環境やエネルギー、観光開発のあり方が問われる中で、氷と雪を前面に出したハルビンの取り組みは、アジアの冬の都市づくりの一つのモデルとしても位置づけられそうです。
SNS時代の「氷雪ワンダーランド」
スマートフォンとSNSが当たり前になった今、ハルビン氷雪大世界のような大規模イベントは、現地に行く人だけのものではなくなっています。氷の滑り台やスノーディスコ、精巧な氷像などの写真や動画は、XやInstagram、TikTokなどを通じて瞬時に世界に広がっていきます。
日本にいながらでも、ハルビンの氷雪イベントをタイムライン上で目にする機会は増えていくでしょう。冬の旅行先を探す人にとってはもちろん、アジアの都市がどのように気候や文化を生かしているのかを知る手がかりにもなります。
氷と雪でつくられた一夜限りのような都市空間をどう楽しむのか――ハルビン氷雪大世界は、冬の観光、国際イベント、都市ブランドづくりを考えるうえで、注目しておきたい「現場」の一つと言えそうです。
Reference(s):
Live: World's largest ice-and-snow theme park draws visitors to Harbin
cgtn.com








