北京・798芸術区「アートで迎える新年」 20以上のギャラリーが年越し営業
2025年の幕開けを祝う大みそか、北京の798·751アート地区で『Embrace the New Year with Art』と題したカウントダウンイベントが行われました。市内30カ所のカウントダウンスポットの一つとして、現代アートと年越しムードを組み合わせたユニークな国際ニュースになりました。
この夜、北京を代表するアートエリアで、20以上のギャラリーが営業時間を延長し、地区全体に没入型のアートインスタレーションが設置されました。特別なニューイヤーズイブの音楽フェスティバルやコンテンポラリー・アートパフォーマンスも行われ、アートに包まれた形で2025年を迎える試みだったといえます。
工業とアートが出会う「798·751アート地区」
798·751アート地区は、工業的な雰囲気の建物と現代アートのギャラリーが共存するエリアとして知られています。CGTNのリポートでは、記者のYang Xinmengさんが、工業空間とアートが交差する独特の魅力を伝えました。
今回の年越しイベントでは、この「インダストリアル×アート」というキャラクターが、そのままカウントダウンの舞台装置になりました。普段からアートに親しむ人びとと、年越しのにぎわいを求める人びとが同じ空間を共有し、都市の文化とお祭り気分が自然に混ざり合う場となったことがうかがえます。
20以上のギャラリーが深夜まで開く一夜
今回のイベントの大きな特徴は、20以上のギャラリーが営業時間を延長し、夜遅くまで開いていた点です。来場者は、年越しまでの時間をただ待つのではなく、次々とギャラリーを巡りながら作品を鑑賞することができました。
- 20以上のギャラリーが夜まで開館
- 地区全体に没入型インスタレーションを展開
- 芸術体験とカウントダウンが一体化した構成
没入型のインスタレーションは、空間全体を作品として体験させるタイプの展示を指します。光や音、映像などを組み合わせた演出の中を歩きながら、新しい年を迎える時間そのものが一つのアート作品になっていく――そんなコンセプトがにじむ構成です。
音楽フェスとパフォーマンスで迎える2025年
アートだけでなく、特別なニューイヤーズイブの音楽フェスティバルとコンテンポラリー・アートパフォーマンスも開催されました。ライブ音楽とパフォーマンスが加わることで、視覚だけでなく聴覚や身体感覚も含めた総合的な年越し体験がつくられていたと考えられます。
カウントダウンイベントというと、大型のステージを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、798·751アート地区の試みは、現代アートと音楽を組み合わせることで、より文化色の強い新年の迎え方を提案している点が特徴的です。
CGTNリポートが映した北京の新しい顔
今回のイベントの様子は、CGTNの記者Yang Xinmengさんが現地からリポートしました。映像を通じて、工業的な建物が立ち並ぶエリアがライトアップされ、来場者がアート作品の間を歩きながら新年を待つ姿が世界の視聴者に伝えられました。
こうした報道は、北京の都市イメージを政治やビジネスの中心という側面だけでなく、現代アートやカルチャーを楽しめる街として発信する役割も担っています。国際ニュースとしても、都市の文化的な表情を映し出す事例といえるでしょう。
日本の都市とアートを考える視点
北京の798·751アート地区で行われた『Embrace the New Year with Art』は、年越しイベントと現代アートを組み合わせる一つのモデルケースとして、日本の都市にとっても示唆に富む動きです。
- カウントダウンを消費イベントだけでなく文化体験として位置づける
- アートエリア全体を会場とし、人の流れを分散させつつにぎわいを生む
- メディアを通じて、都市の新しいイメージを国内外に発信する
2025年も残りわずかとなった今、年末年始に向けて各地でイベントの準備が進んでいます。北京の798·751アート地区での取り組みは、アートで新年を迎えるという発想が、観光やまちづくり、そして私たち一人ひとりの過ごし方にどのような可能性を開くのかを考えるきっかけになりそうです。
Reference(s):
Live: 'Embrace the New Year with Art' – 798 Art District Beijing
cgtn.com








