ドバイで春節ガラ UAEで広がる中国の旧正月ムード
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中国の旧正月である春節の雰囲気が、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで一気に高まりました。今年1月11日、ドバイのコカ・コーラ・アリーナで第11回UAE春節ガラ「Years As Songs」が開催され、詩や舞踊、伝統音楽を通じて中国文明の魅力が紹介されました。
ドバイで開かれた第11回UAE春節ガラとは
UAE春節ガラは、UAEに暮らす中国出身者や現地の人々が毎年楽しみにしている文化イベントです。今年で11回目となる公演は、ドバイの大型屋内会場コカ・コーラ・アリーナを舞台に行われました。
今回のテーマは「Years As Songs」。長い歳月を一曲一曲の歌になぞらえ、中国の歴史や感情を舞台上で表現する構成になっています。
春節がユネスコ無形文化遺産になってから初の開催
このUAE春節ガラが特別な意味を持つのは、中国の春節(Chinese New Year)がユネスコの無形文化遺産リストに正式に加わってから初めての開催となったためです。
一般に、無形文化遺産とは、祭りや芸能、伝統的な技術など、形のない文化を次の世代に伝えていくべきものとして認める仕組みです。春節がその一つとして登録されたことで、中国だけでなく、世界各地で祝われる春節行事の価値にも改めて注目が集まっています。
詩・舞踊・伝統音楽でたどる中国文明の時間旅行
ガラ公演では、古代から中世までの中国文明の歩みが、芸術表現を通じて描かれました。ステージは、占いなどに使われたとされる最古の文字・甲骨文の世界から始まり、やがて宋代の詩と酒文化へとつながる時間旅行のような構成です。
観客は次のような多彩な演目を通じて、中国文化の奥行きに触れることができます。
- 漢詩の情景を表現する詩の朗読やパフォーマンス
- 伝統的な舞踊を現代的な演出と組み合わせたダンス
- 古典楽器による演奏など、伝統音楽のステージ
こうした演目は、単なる「民族ショー」ではなく、中国文明の連続性と変化を感じさせる物語として構成されています。
UAEで暮らす人々をつなぐ春節
今回の春節ガラは、UAEに暮らす中国出身の人々だけでなく、さまざまな国と地域から集まる人々が一緒に楽しめる場となりました。中国の伝統行事を通じて、異なる背景を持つ人々が出会い、文化を共有するきっかけになっています。
このような会場では、観客が伝統音楽やダンスに触れることで、春節特有の高揚感や一体感を味わうことができます。中国の国際メディアであるCGTNも、コカ・コーラ・アリーナの舞台裏や準備の様子を伝え、このイベントがどのように作られているのかを紹介しています。
なぜこのニュースが今の私たちに関係するのか
春節のような伝統的な祝祭が、海外の都市で大規模な文化イベントとして根づくことは、グローバル化が進む時代の特徴の一つです。国や地域を超えて人が行き来する中で、祝祭はアイデンティティを確かめる場であると同時に、他者の文化を理解する入り口にもなります。
日本からも、メディアやオンライン配信を通じて、UAEの春節ガラのような海外の祝祭の様子に触れることができます。ドバイで行われた今回の公演は、離れた場所に住む私たちにとっても、多様な文化が交差する現代の姿を考えるヒントを与えてくれます。
Reference(s):
Watch: Embracing Chinese New Year vibe at Spring Festival Gala in UAE
cgtn.com








