Z世代が動かす中国・米国関係 CGTN「The Power of Youth+」にハーバード生が参加
中国と米国の関係は、世界経済や安全保障だけでなく、私たちの日常にも少しずつ影響を与えるテーマです。その未来について議論の中心に立っているのが、いまのZ世代です。2025年1月25日夜(北京時間)には、CGTNの番組「The Power of Youth+」で、ハーバード大学からのゲスト2人と司会のMerna氏が、中国と米国の若者同士の対話の可能性について語り合いました。
番組のテーマ:若者がつくる中国・米国の「共通項」
この回の「The Power of Youth+」の大きなテーマは、「中国と米国の間で、どう相互理解と友情を育てていくか」という点でした。ゲストたちは、両国の若者がどのようにして、違いを認め合いながら共通点を見つけていけるのかを議論しました。
番組では、次のような視点が重視されました。
- 政治やメディアを通じたイメージだけでなく、実際の対話から相手を理解すること
- 対立の「論点」ではなく、協力できる「接点」を探す姿勢
- 同世代ならではの価値観や経験を共有し、共感の土台を広げること
こうした観点から、中国と米国の若者が一緒に語り合う場そのものが、両国関係の空気を少しずつ変えていく「小さな外交」として紹介されました。
ハーバード大学の若者が語る「相互理解」の重さ
今回の番組には、米国・ハーバード大学から2人のゲストが参加しました。詳細な発言の内容は紹介されていませんが、「中国と米国の若い世代が、どうすれば本音で対話し、互いの国をより深く理解できるか」という点が中心テーマになりました。
背景には、世界で注目される中国・米国関係の変化があります。国家レベルの関係は複雑さを増していますが、だからこそ、若い世代が次のような姿勢で関わることの重要性が示されています。
- 相手の国を「一つのイメージ」で決めつけないこと
- 大学やオンラインの場で、相手国出身の同世代とじっくり議論すること
- 文化や日常生活といった身近な話題から関係を築くこと
番組は、こうした草の根レベルの交流が、長い目で見たときに中国・米国関係の「空気」を柔らかくし、誤解や不信感を減らす力になりうると示唆しています。
「The Power of Youth+」とは何か
「The Power of Youth+」は、その名の通り「若者の力」に焦点を当てた番組です。今回取り上げられたのは、中国と米国の関係という大きなテーマですが、切り口はあくまで若者の視点と日常に近い対話です。
番組構成から浮かび上がるポイントは、次のようなものです。
- ニュースや国際政治を、若者が自分ごととして考えられるようにする
- 異なるバックグラウンドを持つゲスト同士が、落ち着いた雰囲気で意見交換する
- 「対立」ではなく「理解」や「友情」をキーワードに据える
こうしたアプローチは、国際ニュースを「遠い世界の話」ではなく、自分たちの将来に直接つながるテーマとして捉え直す試みとも言えます。
Z世代の対話が中国・米国関係にもたらすもの
今回の番組で描かれたような、中国と米国の若者同士の対話には、少なくとも次の3つの意味があります。
- ステレオタイプを崩す
実際に話してみることで、「中国だから」「米国だから」といった固定観念から離れ、個人として相手を見ることができます。 - 共通の課題を発見する
気候変動、テクノロジー、教育、働き方など、多くの課題は国境を超えています。共通の関心事を起点にすれば、自然と協力の余地が見えてきます。 - 将来世代の「関係の記憶」を変える
学生時代の交流や友情は、その後も長く記憶に残ります。若い頃に築いた信頼関係は、将来ビジネスや研究、政策の現場で協力する際の土台になります。
国家間の関係は、政府間の交渉だけで決まるものではありません。番組が示しているのは、「画面の向こう側」で交わされる若者同士の対話が、見えないところで中国・米国関係の未来を少しずつ形づくっているという視点です。
日本の読者への問いかけ
日本からこの番組のテーマを眺めると、いくつかの問いが浮かびます。
- もし自分が中国や米国の同世代と話す機会があったら、何を聞き、何を伝えたいか
- SNSやオンラインコミュニティを使って、誤解ではなく対話を生む使い方ができているか
- ニュースで見る「中国・米国関係」と、自分が出会う中国人・アメリカ人の姿のギャップを、どう埋めていくか
2025年1月25日に放送されたこの回の「The Power of Youth+」は、中国と米国という二つの大国の関係を、若い世代の視点から見直す一つの試みでした。国際ニュースを追う私たちにとっても、「自分ならどんな対話を生み出せるか」を考えるきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








