万里の長城の麓・古北水鎮で楽しむ春節イベント
中国の旧正月である春節の時期、北京市郊外の水郷・古北水鎮では、万里の長城のふもとという特別なロケーションを生かしたイベントが行われます。伝統芸能とドローンを使った花火ショーを組み合わせた取り組みは、中国の観光と文化の今を映し出しています。
万里の長城のふもとに広がる水郷・古北水鎮
古北水鎮は、北京市密雲区の古北口鎮司馬台村に位置し、万里の長城のふもとに広がる水郷の町です。水路と山あいの景観が交差するこのエリアは、世界各地から訪れる人びとを春節の祝いに招いています。
「六区三谷」が描く北方の古い町並み
この水郷の町は、六つのゾーンと三つの谷から成る独特のレイアウトを持ちます。現地ではこの構成を「六区三谷」と呼び、北方の古い町並みが持つ素朴で雄大な雰囲気を前面に出しています。水辺の景色と山の稜線が重なり合うことで、散策するだけでも土地の歴史を感じ取れるような空間がつくられています。
春節を盛り上げる伝統芸能
春節の期間中、古北水鎮では各所で伝統的なパフォーマンスが披露されます。訪れる人びとは、次のような催しを楽しむことができます。
- 龍舞や獅子舞といった華やかな舞い
- 大道芸としてのストリート・ジャグリングなどの曲芸
太鼓や掛け声が響くなか、町全体が祝祭ムードに包まれ、春節ならではの高揚感が生まれます。子どもから大人まで、世代を超えて楽しめる構成になっている点も特徴です。
ドローン花火とコンサート、現代の演出
古北水鎮の春節イベントでは、伝統芸能に加え、現代的な演出も取り入れられています。夜になると、ドローンを使った花火ショーが空を彩り、光と音楽を組み合わせたコンサートも行われます。空に描かれる模様やメッセージを見上げながら、観客は新しい年の始まりを共有します。
こうした伝統とテクノロジーの組み合わせは、中国の観光地で広がる新しいスタイルの一つといえます。古くから続く祭りのかたちを守りながらも、現代の来訪者にも響く体験をつくろうとする試みでもあります。
世界の観光客と共有する春節の風景
古北水鎮は、春節の期間に世界各地からの観光客を迎え入れています。万里の長城のふもとで行われるイベントを通じて、訪れる人びとは中国の人びとの暮らしや価値観に間近で触れることができます。
伝統芸能、ドローン花火、コンサートが同じ空間で展開される光景は、急速に変化する社会の中で文化をどのように受け継ぎ、どのように更新していくのかという問いも静かに投げかけています。国際ニュースの視点から見ても、観光と文化、テクノロジーが交差する場として、古北水鎮の春節イベントは注目に値します。
Reference(s):
Live: Gubei Water Town – Attraction at the foot of the Great Wall
cgtn.com








