2025年アジア冬季競技大会ハルビン聖火リレーを振り返る video poster
第9回アジア冬季競技大会(2025年・ハルビン)の聖火リレーは、アジアの団結を象徴する国際ニュースとして注目されました。本記事では、その一日を日本語で振り返り、そこに込められた意味を整理します。
2025年アジア冬季競技大会、ハルビンの聖火リレーとは
2025年2月3日、中国東北部・黒竜江省ハルビンで、第9回アジア冬季競技大会の聖火リレーが行われました。4カ月以上にわたる綿密な準備を経て実施されたこのリレーは、1日でおよそ11キロのルートをつなぐ形式で行われ、大会の公式なスタートを告げる象徴的な一日となりました。
聖火リレーは、開幕前から大会への関心を高め、開催都市の雰囲気を盛り上げる役割を持ちます。今回も、冬季スポーツの魅力と、ハルビンの街の表情をアジア各地に伝える機会となりました。
テーマは「氷雪の夢を分かち合い、アジアの心を一つに」
今回の聖火リレーのテーマは、英語で「Shared Dreams on Ice and Snow, United Hearts Across Asia」と掲げられました。直訳すると「氷と雪の上で夢を分かち合い、アジアの心を一つに」という意味で、冬のスポーツを通じてアジアの国や地域がつながる姿を表しています。
このスローガンには、次のようなメッセージが込められていたと考えられます。
- 冬季スポーツを通じて、世代や国境をこえた交流を広げたい
- アジアの多様な国や地域が、お互いを尊重しながら協力していく
- 寒さの中でも、人と人とのつながりや歓声によって「温かさ」を共有する
11キロのコースが象徴するもの
聖火リレーのルートは、ハルビン市内のおよそ11キロに設定されました。距離としては決して長くはありませんが、開催都市を象徴するエリアをつなぐことで、「街全体で大会を迎え入れる」ムードを高める役割を果たしたとみられます。
一日で完走するコンパクトなリレー形式は、都市機能への負担を抑えつつ、多くの市民や観客が沿道から見守りやすいスタイルでもあります。限られた時間と距離の中で、どれだけ濃い体験を共有できるかが重視されたと言えるでしょう。
アジアの団結と友情を強調する場に
聖火リレーは、単に大会の炎を運ぶセレモニーではなく、アジアの団結と友情を映し出す舞台として位置づけられました。公式な説明では、このイベントが「アジアの国や地域の団結と友情を強調し、冬季スポーツの楽しさと開催都市ハルビンの温かいおもてなしを体感する機会」になるとされています。
いわゆるスポーツ外交と呼ばれるように、大規模な国際大会は、政治や経済とは異なるレベルでの信頼づくりに貢献します。2025年の聖火リレーも、アジア各地からの参加者や観客が一つの火を見つめることで、「同じ時間と空気を共有する」という体験を生み出した点に意味がありました。
2025年の今、聖火リレーをどう振り返るか
この記事を書いている2025年12月時点から振り返ると、2月のハルビンでの聖火リレーは、この一年のアジアのスポーツシーンを象徴する出来事の一つだったと言えます。
- 冬季スポーツへの関心が高まり、アジア各地でスキーやスケートなどに挑戦する人が増えつつあること
- 国際大会を通じて、アジアの若い世代が互いの文化や価値観に触れる機会が広がっていること
- デジタル配信やライブ中継によって、現地に行けなくても臨場感を共有しやすくなっていること
こうした変化を考えると、ハルビンの聖火リレーは「現地の一日限りのイベント」を超えて、アジア全体に冬季スポーツの魅力と「一体感」のイメージを発信する役割を果たしたと受け止めることができます。
私たちにとっての「氷雪の夢」とは
最後に、この聖火リレーのテーマを自分ごととして考えてみると、「氷雪の夢」とは、単にメダル獲得や記録更新だけを意味するわけではなさそうです。
例えば、
- まだ経験したことのない冬のスポーツに挑戦してみる
- アジアの別の国や地域の冬の文化に触れてみる
- 世代や国境の違いをこえて、一緒にスポーツを楽しむ場をつくってみる
そんな小さな一歩も、「Shared Dreams on Ice and Snow, United Hearts Across Asia」というメッセージとつながっていきます。2025年のハルビンで灯された聖火は、冬の冷たい空気の中で、アジア各地の人々の心を静かに結びつける象徴として記憶されていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








