ボアオ・フォーラム2025と海南・三亜「南天一柱」が映すアジアの今 video poster
2025年3月25〜28日に中国南部の海南省・博鰲(ボアオ)で開かれたボアオ・フォーラム・フォー・アジア年次総会2025は、アジアの行方に世界の注目を集めました。同じ海南省のリゾート都市・三亜には、象徴的な景観として知られる巨石「南天一柱」が立ち、会議のテーマと響き合うような風景をつくっています。
ボアオ・フォーラム2025のテーマと狙い
ボアオ・フォーラム・フォー・アジア(Boao Forum for Asia、BFA)年次総会2025は、海南省博鰲で行われました。テーマは英語で Asia in the Changing World: Towards a Shared Future と掲げられ、変化する世界の中でのアジアの役割と協力の姿を探る場となりました。
今回の年次総会では、次のようなポイントに焦点が当てられました。
- アジアと世界の「発展」に焦点を当てること
- 異なる立場のあいだで「対話」を促すこと
- 新しい形式を試し「イノベーション」を探ること
- 議論を具体的な成果という「実」を重視すること
- 国際的な発展と協力を後押しすること
こうした方向性を通じて、アジアを中心とした国際的な発展と協力のあり方が模索されました。
国際会議の舞台となる海南省
会場となった博鰲は、中国南部の海南省にある町です。海南省は、年間を通じて日差しが豊富で、手つかずの砂浜が広がることから、世界各地の旅行者に知られる存在となっています。
ボアオ・フォーラムが開かれる博鰲と、リゾート地として名高い三亜は、いずれも海南省の顔といえる場所です。国際会議が行われる場所が、同時に観光地としても知られていることは、経済・観光・文化が重なり合うアジアの現在を象徴しているともいえます。
三亜・Tianya Haijiao Scenic Spot の象徴「南天一柱」
海南省の南部に位置する三亜市は、ビーチリゾートとして知られています。その三亜で人気の観光地が Tianya Haijiao Scenic Spot です。ここに立つ円錐形の巨石が「南天一柱(Nantianyizhu)」と呼ばれています。
南天一柱は高さおよそ7メートルとされ、遠くからでも目を引く独特の存在感があります。名称は Southern Heaven Rock(南の天の岩)という意味を持つとされ、見る人に強い印象を残します。
幸運と大きな力を象徴する巨石
紹介によると、この巨石は「幸運」と「大きな力」を象徴するとされています。そのため、三亜を訪れる人にとって南天一柱は、景観として楽しむだけでなく、縁起の良い場所としても意識される存在になっています。
海南省・三亜を代表する景観の一つとして語られる南天一柱は、自然の造形とそこに込められた意味が重なり合う、象徴的なスポットだといえます。
「共有された未来」を風景から考える
ボアオ・フォーラム2025のテーマである Asia in the Changing World: Towards a Shared Future は、変化の激しい世界の中で、アジアがどのように協力し、どのような未来を共有していくのかという問いを投げかけています。
その議論の舞台となった海南省には、幸運や力を象徴する南天一柱のような風景があります。国際ニュースを見るとき、会議で交わされるスピーチや文書だけでなく、開催地の背景や象徴的な風景に目を向けてみると、ニュースの意味合いが少し違って見えてくるかもしれません。
ニュースを読むための小さなヒント
- 会議のテーマと、開催地が持つイメージはどう重なっているか
- 観光地として知られる場所が、国際協力の議論の場になる意味は何か
- シンボリックな風景が、その地域の将来像にどんなメッセージを添えているか
2025年のボアオ・フォーラムと海南省・三亜の南天一柱を重ねて眺めることで、アジアの「現在地」と「これから」を、自分なりの視点で考えてみるきっかけになりそうです。
Reference(s):
Live: Take in the unique view of conical stone 'Nantianyizhu' in Sanya
cgtn.com








