ヒースロー空港で停電 変電所火災の影響から運航再開へ video poster
ロンドンの玄関口であるヒースロー空港が、近くの変電所で起きた大規模火災の影響で停電に見舞われ、一時運航に影響が出ましたが、現在は便の運航が再開しています。
金曜日に発生した停電を受けて、ヒースロー空港では多くのシステムが影響を受けました。空港側は、その直後から復旧作業を進め、土曜日までには全面的な通常運航に戻るとの見通しを示していました。現在は滑走路の様子を映すライブ映像も配信されており、航空機が離着陸を続けている様子が確認できます。
何が起きたのか:変電所火災から空港停電へ
停電の原因となったのは、ヒースロー空港近くにある電力会社の変電所で発生した大規模な火災です。この火災により電力供給が途絶え、空港の広い範囲が停電しました。空港の運営は電力に強く依存しているため、照明や案内表示、チェックインカウンター、手荷物処理など、さまざまな機能に影響が及んだとみられます。
電力が途絶えると、安全確保の観点から、航空機の離着陸を制限したり、搭乗手続きのペースを落としたりする必要が生じます。今回も一時的に運航スケジュールに乱れが出たとみられますが、その後、必要な範囲で電力が確保され、便の運航は再開しました。
国際ハブ空港が停電すると何が止まるのか
ヒースロー空港は、ヨーロッパを代表する国際ハブ空港の一つで、日本を含む世界各地とイギリスを結ぶ重要な拠点です。このような空港で停電が起きると、次のようなポイントが大きく影響を受けます。
- 安全関連システム:滑走路や誘導路の照明、監視カメラ、管制関連設備などは、航空機の安全な運航に不可欠です。
- 旅客サービス:チェックイン端末、保安検査、荷物タグの発行、案内表示などが電力で動いており、停止すれば行列や遅れが発生します。
- 情報提供:出発・到着案内の掲示板、空港アプリやウェブサイトへの情報更新も電力とネットワークに依存しています。
- バックアップ電源:多くの空港には予備電源がありますが、すべての設備を同じ水準で長時間動かせるとは限りません。
今回のケースは、国際的なハブ空港でも、周辺インフラのトラブル一つで運航全体が影響を受けうるという現実を、改めて示したと言えます。
旅行者はどう備えるか:突然の空港トラブルに強くなるために
今回のヒースロー空港の停電は、日本からヨーロッパへ出張や旅行に向かう人にとっても、他人事ではありません。世界中どの空港でも、電力トラブルや天候不順による運航影響は起こり得るからです。
こうした事態に備えるために、旅行者ができる基本的な対策を整理します。
- 航空会社アプリやメール通知を活用する:フライトの遅延や搭乗口の変更は、アプリやメールで最初に通知されることが多くあります。
- モバイルバッテリーを常に携帯する:停電時には空港内のコンセントや充電スポットも使えない可能性があるため、スマートフォンの電源確保が重要です。
- 余裕をもった乗り継ぎ時間を設定する:大規模空港での乗り継ぎは、予期せぬトラブルも見込んでスケジュールを組むと安心です。
- 現地のニュースや空港の公式情報を確認する:停電や火災などのインフラ障害が起きた際は、現地メディアや空港の公式発表が状況把握の手がかりになります。
見えないインフラリスクをどう減らすか
空港のトラブルというと、天候や航空会社のストライキが注目されがちですが、今回のヒースロー空港の停電は、電力インフラのような見えない部分が弱点になりうることを浮き彫りにしました。
今後、各国の空港や電力事業者は、変電所を含む重要設備の安全対策やバックアップ体制の強化を、あらためて検証していく必要があります。利用者の側も、空港は常に止まらない場所ではなく、インフラ障害の影響を受ける可能性があることを前提に、旅の計画を立てていくことが求められそうです。
Reference(s):
cgtn.com








