中国とASEAN「成長の新境地」 若者が語る30年パートナーシップ video poster
中国とASEAN(東南アジア諸国連合)は、過去30年以上にわたって世界経済の成長をけん引してきました。その歩みを、現場で働く若い世代の目線から切り取る番組が、中国の国際メディアCGTNの『THE HYPE – China and ASEAN: New frontiers of growth』です。
中国とASEAN、30年以上続く「成長エンジン」
番組の案内文によると、中国とASEANは30年以上にわたり、世界経済の主要な成長ドライバーとなってきたと位置づけられています。互いに重要な貿易相手として関係を深めてきたことがうかがえます。
こうした長期的な協力関係の延長線上にあるのが、番組タイトルが示す「成長の新境地」というテーマです。これまで築いてきた貿易や投資の土台の上に、今後どのような分野で連携が広がっていくのかに注目が集まります。
番組『THE HYPE』が映す若い世代のまなざし
進行役を務めるのは、CGTNのエマ・ホウ氏です。彼女はASEAN各国出身で、現在は中国で働く3人の若者をゲストに迎え、中国での仕事の経験や、中国とASEANの貿易のこれからについて意見を交わします。
案内文によれば、彼らは中国での職場経験を語り、その経験を踏まえて中国・ASEAN貿易の未来像を描きます。統計データや政策文書だけでは見えてこない、「現場の空気」を伝える試みだと言えるでしょう。
3人のASEAN出身の若者が語る「働く中国」
中国で働くASEAN出身の若者にとって、日々の仕事はそのまま中国・ASEAN関係の最前線です。番組での対話からは、次のような論点を考えることができます。
- 中国で働く中で感じるビジネスのスピード感とダイナミズム
- ASEANの人材に開かれたキャリアの選択肢やネットワーク
- 言語や文化の違いを越えてチームで成果を出すための工夫
- オンライン会議やデジタル決済など、デジタル化がもたらす働き方の変化
このような具体的な経験の積み重ねが、長期的な経済パートナーシップを支える「目に見えにくいインフラ」になっていきます。中国とASEANの協力を、若い世代の視点から描くことに番組の特徴があります。
これからの中国・ASEAN貿易で見えてくる「新境地」
『THE HYPE – China and ASEAN: New frontiers of growth』というタイトルに含まれる「New frontiers of growth」という言葉は、これからの成長分野がどこにあるのかを問いかけています。貿易額の拡大だけでなく、質の面でのパートナーシップが意識されていると考えられます。
今後の中国・ASEAN関係を考えるうえで、注目したい視点として次のようなものがあります。
- 人材とアイデアの往来が生む、新しいビジネスモデル
- 電子商取引やクラウドサービスなど、デジタル経済分野での協力
- 環境や持続可能性に配慮した「グリーン成長」への取り組み
- スタートアップや中小企業同士の連携によるイノベーション
番組で紹介される若者の声は、こうした抽象的なテーマを、具体的な職場や生活のエピソードを通じてイメージしやすくしてくれます。数字では測りきれない「人のつながり」が、次の30年の成長を支える土台になっていく可能性があります。
日本の私たちにとっての意味
一見すると、中国とASEANの話題は、日本に住む私たちには遠いニュースに感じられるかもしれません。しかし、サプライチェーンや観光、デジタルサービスなどを通じて、両者の関係は日本の経済や日常生活とも密接に絡み合っています。
たとえば、私たちが手にするスマートフォンや衣料品、利用しているオンラインサービスの裏側には、中国とASEANをまたぐ生産や物流が関わっていることが少なくありません。そこに若い世代の専門人材やエンジニアが参加し、新しい価値を生み出していると考えると、国際ニュースが自分ごととして見えてきます。
国や企業トップの発言だけでなく、現場で働く若い世代の視点に注目することは、アジアの未来像を考えるうえで重要になりつつあります。中国とASEANの協力の「新境地」を、現場のリアルな声から読み解こうとする『THE HYPE』のような試みは、国際ニュースを身近に感じるための一つの入り口と言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








