海南エキスポ2025:常連と新顔が描く中国本土市場のビジネス物語 video poster
中国本土市場をめざす国内外の企業が集う「海南エキスポ」で、長年の常連企業と初参加の企業が、それぞれの「ビジネスストーリー」を持ち寄っています。国際ニュース専門チャンネルのCGTNが、この大規模な集まりの内側から、企業の挑戦や変化を伝えています。
5年連続出展の「常連」が見せる成熟
今年の海南エキスポには、5年連続で参加しているベテランの出展者もいます。彼らは、中国本土市場での経験を重ねるなかで、商品のラインナップやサービス内容を少しずつ磨き上げてきました。
常連企業が今回、特に意識しているポイントとしては、次のようなものがありそうです。
- 過去の来場者や取引先からのフィードバックを反映した「改良版」の商品・サービス
- 中国本土の消費者の嗜好やライフスタイルの変化を踏まえた提案
- 継続的な参加によって築かれた信頼関係を活かしたパートナーシップの強化
単に同じものを出し続けるのではなく、毎年少しずつ「アップデート」していく姿勢が、長く選ばれ続ける条件になりつつあります。
初参加の企業が持ち込む「新しい空気」
一方で、今年の海南エキスポには初めて参加する企業も多く、フレッシュな発想や大胆なチャレンジが目を引きます。彼らは、中国本土市場にまだ十分に知られていないブランドや技術を、どのように印象づけるかに知恵を絞っています。
初参加ならではの動きとしては、例えば次のようなものが考えられます。
- 会場での体験型デモンストレーションや、ストーリー性のあるプレゼンテーション
- デジタルツールを使ったリアルタイムの反応収集や、SNSを意識した情報発信
- 中国本土市場で何が通用するのかを見極めるテストマーケティング
未知の市場に飛び込むからこそ、従来のやり方にとらわれないアプローチが生まれやすくなります。
「物」を売るだけでなく、「物語」で心をつかむ
CGTNの現場リポートでは、出展者一社一社がどのような思いや戦略をもって中国本土市場に向き合っているのか、その背景にあるストーリーが浮かび上がります。
いまや、国際的な展示会は単なる商談の場ではなく、
- 企業の価値観やビジョンを伝える舞台
- 消費者やビジネスパートナーと対話するためのメディア
- 新しいトレンドや課題を共有するためのコミュニティ
としての役割も担いつつあります。海南エキスポもまた、そうした「物語の交差点」として機能していると言えます。
海南エキスポから読み解く中国本土市場
海南エキスポに集まる老舗と新顔の動きからは、中国本土市場の現在地が見えてきます。成熟しつつも、多様で変化の速い市場にどう向き合うかは、多くの企業にとって共通の問いです。
国際ニュースとしての視点で見ると、次のようなポイントが注目されます。
- 長期的な視点で中国本土市場にコミットする企業が増えていること
- 新規参入組がイノベーションや新しいビジネスモデルを持ち込んでいること
- 展示会が、国・地域を超えたビジネスストーリーの共有の場になっていること
日本の読者にとってのヒント
日本の企業やビジネスパーソンにとって、海南エキスポの様子は「海外展示会の話」で終わらせるには惜しいヒントが詰まっています。
- 常連企業のように、長期的な関係づくりと継続的な改善をどう両立させるか
- 初参加企業のように、未知の市場にどう一歩目を踏み出すか
- 商品やサービスだけでなく、どんな物語を伝えるかをどう設計するか
こうした視点は、中国本土市場だけでなく、日本国内や他の国・地域でビジネスを展開するうえでも役立ちます。
2025年の今、海南エキスポで生まれている「古い絆から生まれる新しい物語」は、グローバル経済の転換期における国際ビジネスのあり方を考えるうえで、ひとつの手がかりになりそうです。
Reference(s):
Live: Old bonds, new stories – Opportunities at the Hainan Expo
cgtn.com








