オート上海2025で読む中国NEV最前線 CGTNライブ配信リポート video poster
2025年の上海モーターショー「オート上海2025」では、中国の新エネルギー車(NEV)が世界から大きな注目を集めました。CGTNの現地ライブ配信で見えた、中国NEVの最前線を整理します。
オート上海2025:中国NEVが主役の国際ショー
上海の自動車ショーが「街に帰ってきた」オート上海2025には、中国と世界各国・地域から1000社を超える出展者が集まりました。会場には最新の乗用車から商用車まで、多様なモデルと先端の自動車技術が並び、まさに巨大イベントとなりました。
とくに目立ったのが、電気を動力とする新エネルギー車です。NEVは、電気自動車やプラグインハイブリッド車、水素燃料電池車などを含むカテゴリーで、自動車産業の脱炭素化を象徴する存在になりつつあります。
NEVイノベーションを読み解く3つの視点
CGTNのライブ配信では、オート上海2025で浮かび上がったNEVの最新トレンドが、いくつかのキーワードで紹介されました。
1. 航続距離と充電の「ストレス軽減」
多くの新モデルが、電池容量の拡大や電費性能の向上をアピールしました。長距離走行への不安を減らす取り組みや、高出力の急速充電に対応し短時間で充電を終えられる仕組みが、開発の大きな方向性になっています。
2. ソフトウエアで進化する「スマートカー」
車内の大画面ディスプレーや音声アシスタント、高度な運転支援機能など、ソフトウエアを中心とした進化も強調されました。ネットワークにつながることで、購入後も機能を更新できる「アップデートされ続けるクルマ」が、NEVの重要な特徴として位置づけられています。
3. ライフスタイルに溶け込むデザイン
アウトドア志向のモデルや都市向けのコンパクトカーなど、使い方やライフスタイルを前面に出した提案も目立ちました。クルマを単なる移動手段ではなく、「暮らしのプラットフォーム」として捉える発想が、中国のNEV開発の中で広がっている様子が伝わります。
CGTNライブ配信が伝えた会場の熱気
中国の国際メディアであるCGTNの王天誉記者と、自動車番組「Inside China Auto」のホスト、マーク・レインフォード氏は、オート上海2025の会場からライブ形式で最新モデルや技術を紹介しました。
- 各社ブースを歩きながら、未来的なコンセプトカーや量産間近のNEVを解説
- 自動運転や高度な運転支援のデモンストレーションの様子をレポート
- インテリアやコネクテッド機能など、ユーザー体験に直結するポイントを重点的に紹介
画面越しにも、来場者が最新のNEVを細かくチェックし、担当者の説明に聞き入る様子や、試乗エリアで実際の走行性能を確かめる姿が伝えられました。
日本の読者にとっての意味
2025年現在、NEVは世界の自動車産業にとって避けて通れないテーマです。オート上海2025で示されたトレンドは、日本を含むアジアや欧米のメーカーにとっても、以下の点で示唆に富む内容と言えます。
- 中国市場で磨かれたNEV技術が、今後さらにグローバル展開していく可能性
- ソフトウエアとサービスを組み合わせた新しいビジネスモデルの広がり
- サプライチェーンや電池技術など、部品・素材産業への波及効果
日本のユーザーにとっても、「クルマをどう使いたいか」「どのようなサービスと組み合わさると便利か」といった視点で、これからのクルマ選びを考えるきっかけになりそうです。
2025年のオート上海が示したこれから
1000社以上が参加したオート上海2025とCGTNのライブ配信からは、NEVが単なる新技術ではなく、都市のあり方やエネルギーの使い方、デジタルサービスの形をも変えていく可能性を秘めていることが見えてきます。
2025年も残りわずかとなるなか、上海で示された方向性は、今後数年の国際自動車市場を考えるうえで重要な手がかりになりそうです。次回の上海モーターショーでは、今回のNEVイノベーションがどこまで形になっているのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








