広州・Shipai Villageのドラゴンボートフェス ちまき作りでつなぐ伝統文化 video poster
中国の広州にあるShipai Villageで行われるドラゴンボートフェスティバルは、ちまき(zongzi)とドラゴンボートレースを楽しみながら、伝統文化の継承に取り組む地域の姿を映し出しています。
2023年から村が始めたちまき作りと配布のイベントには、現代の中国で伝統の味をどう生かすかという問いが込められています。本記事では、その取り組みと現地を取材するメディアの視点を、日本語で整理します。
ドラゴンボートフェスティバルの主役はちまきとボートレース
Dragon Boat Festival(ドラゴンボートフェスティバル)は、Shipai Villageでも重要な年中行事となっています。村では、ちまきとして知られるzongziを味わうことと、ドラゴンボートレースを観ることが欠かせない要素だとされています。
こうした伝統行事は、にぎやかな祭りとしての側面だけでなく、家族や地域のつながりを確かめる時間としても機能しています。とくに中国の現代化が進む中で、村の共同体としての記憶を呼び起こす役割が大きくなっています。
2023年から続くちまき作り・配布イベント
Shipai Villageでは2023年から、ドラゴンボートフェスティバルに合わせて、zongzi作りと配布のイベントを実施してきました。住民や参加者が一緒にちまきを包み、その出来上がったものを地域に配ることで、良い願いを分かち合う場になっています。
このイベントの狙いはシンプルです。
- ちまき作りを通じて、若い世代に伝統的な味と作法を伝えること
- できあがったちまきを配ることで、地域の人々に健康や幸せへの願いを届けること
- 忙しい都市生活の中で、村の人々が顔を合わせて交流できる場を増やすこと
こうした少し手間のかかる共同作業があるからこそ、同じ村に暮らしているという感覚が具体的な記憶として残っていきます。
現地から伝えるリポーターたちの体験
この取り組みを国際的な視聴者に紹介するために、CGTNのSumitra Nydoo、Dai Kaiyi、Peter Oliverの3人のリポーターが、Shipai Villageでのzongzi作りを体験する予定です。
ライブの現場では、リポーターたちが実際にちまきを包みながら、村の人々がどのようにレシピやコツ、そして思い出を語り継いでいるのかを伝えていきます。それは、単なる料理番組ではなく、地域の歴史や家族の物語が重なり合うプロセスの可視化でもあります。
海外から中国ニュースを見る視聴者にとっても、こうした映像は、統計や政策だけでは見えてこない生活としての現代中国を理解するヒントになります。
中国の現代化と伝統文化の新しい意味
番組が描こうとしているのは、中国の現代化の旅路の中で、伝統文化がどのように新しい意味を与えられているかという点です。高層ビルが立ち並ぶ都市部の一角で、村の住民が一緒にちまきを包み、ドラゴンボートレースを楽しむ光景は、その象徴と言えます。
伝統を守ることは、昔のやり方をそのまま保存することだけではありません。Shipai Villageのように、地域イベントとして工夫を加え、メディアを通じて広く発信することで、若い世代にとっても今の自分ごととして受け止められる文化に変わっていきます。
私たちが暮らす日本でも、地域の祭りや年中行事のあり方が問われています。広州の村で行われるちまき作りから、どのように伝統を受け継ぎ、次の世代へ手渡していくのかを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








