中国・海南のパンダ兄弟ゴンゴンとシュンシュン のんびりな日常に密着 video poster
中国南部の海南省にある海南トロピカル野生動植物園で暮らすパンダの兄弟、ゴンゴンとシュンシュン。約7年にわたってこの地で生活を続けてきた2頭は、飼育スタッフの細やかなケアに支えられながら、今日もマイペースな日常を送っています。本記事では、その「ふだんの一日」を、日本語で分かりやすく追いかけます。
海南省で暮らして約7年のパンダ兄弟
ゴンゴンとシュンシュンは、南国のリゾート地として知られる中国・海南省にある海南トロピカル野生動植物園で暮らしています。園の飼育スタッフによると、2頭はこの場所での生活にすっかりなじみ、落ち着いた表情で毎日を過ごしているといいます。
パンダは環境の変化に敏感な動物といわれますが、ゴンゴンとシュンシュンが「ここが自分の家だ」と感じられている背景には、長年にわたる安定した飼育環境と、スタッフの一貫したケアがあります。
一日の流れ:食べて、遊んで、よく眠る
パンダの一日は、シンプルですがとてもリズムのある生活です。海南省の施設で暮らすゴンゴンとシュンシュンも、基本的には次のようなサイクルで過ごしていると考えられます。
- 竹や好物をゆっくり時間をかけて食べる
- お気に入りの場所でごろごろしながら休む
- 遊具や木の上で軽い運動をする
- 再び食事と休憩をくり返す
朝:竹の朝ごはんからスタート
パンダの一日は、やはり食事から始まります。ゴンゴンとシュンシュンも、飼育スタッフが用意する竹や特製のエサを、ゆっくり噛みしめながら朝からもりもりと食べているはずです。
パンダは草食性で、一日のかなりの時間を食事に費やします。食べている時間が長いのは、それだけ栄養をしっかりとる必要があるからです。動画やライブ配信では、「とにかくずっと食べている」という姿に癒やされる人も多いでしょう。
昼:のんびりお昼寝タイム
お腹がいっぱいになったパンダは、のんびりお昼寝の時間に入ります。ゴンゴンとシュンシュンも、お気に入りの日陰や室内スペースで、丸くなったり仰向けになったりしながら、思い思いにリラックスしているとみられます。
パンダは一日の大半を「食べる」「休む」で過ごす動物です。何もしていないように見える時間も、実は健康維持には欠かせない大事な休息の時間だといえます。
夕方:遊具で遊び、飼育スタッフとコミュニケーション
気温が落ち着いてくる夕方は、活動しやすい時間帯です。遊具や木を使って体を動かしたり、2頭でじゃれ合ったりする姿が見られることも多いでしょう。
この時間帯には、飼育スタッフによる健康チェックや、エサを使った「トレーニング」も行われます。これは芸を教えるというよりも、口や足、お腹などをスタッフに見せる練習を通じて、定期的な健康管理をストレスなく行うための工夫です。
海南トロピカル野生動植物園という環境
ゴンゴンとシュンシュンが暮らしている海南トロピカル野生動植物園は、その名の通り、熱帯の自然環境をいかした施設です。南国の気候の中で、さまざまな動物や植物が展示・飼育されています。
一方で、パンダはもともと涼しい山地に生息する動物として知られています。そのため、施設内では温度や湿度を適切に管理し、パンダが快適に過ごせる環境づくりが重視されていると考えられます。屋外と屋内のスペースを使い分けることで、南国の気候でも安心して暮らせるよう配慮されていることが想像できます。
「愛情あるケア」が支えるパンダの日常
今回伝えられているように、ゴンゴンとシュンシュンが海南での暮らしを楽しめている背景には、飼育スタッフの「愛情あるケア」があります。
動物園のパンダ飼育では、次のような点が特に重要になります。
- 安定した食事と水の管理
- 定期的な健康チェックと記録
- 温度・湿度・日照時間などの環境調整
- 退屈を防ぐための遊具やエンリッチメント(行動を豊かにする工夫)
- 個体ごとの性格に合わせたコミュニケーション
こうした積み重ねが、パンダにとっての「安心できる日常」を形づくっています。ゴンゴンとシュンシュンの落ち着いた様子は、飼育スタッフと2頭との間に、信頼関係が育っていることの表れだといえそうです。
画面越しに感じる、パンダと人との距離感
今回のように、海南のパンダの様子がライブ配信などで紹介されることで、遠く離れた場所からでも、ゴンゴンとシュンシュンの日常に触れることができるようになりました。デジタルネイティブ世代にとって、スマートフォンを開けば海外の動物たちのリアルな姿を見られることは、もはや日常の一部になりつつあります。
画面の向こうで竹を食べたり、のんびり寝転がったりする2頭の姿は、「かわいい」という感情だけでなく、動物の暮らしや生息地の環境、そして人間との関わり方について考えるきっかけにもなります。
パンダの暮らしから考える、動物園との新しい付き合い方
ゴンゴンとシュンシュンのように、動物園で暮らすパンダの日常を知ることは、単なる「癒やしコンテンツ」を超えて、私たちにいくつかの問いを投げかけます。
- 動物園は、動物にとってどんな役割を果たしているのか
- 人は、画面越し・現地訪問を問わず、動物とどう向き合うべきか
- 長期的な飼育を支えるスタッフの仕事を、どう理解し、評価するか
パンダの穏やかな表情の裏には、多くの人の手による日々のケアがあります。その現実を知ることは、動物園を訪れるときの視点を少しだけ変えてくれるかもしれません。「かわいい」の先にあるストーリーに目を向けることが、これからの動物との付き合い方を考える第一歩になりそうです。
海南で暮らすパンダの兄弟、ゴンゴンとシュンシュン。約7年の積み重ねの中で育まれてきた日常は、私たちに「ゆっくり生きる」ことの豊かさと、人と動物の関係性について静かに語りかけています。
Reference(s):
cgtn.com








