2025年サマーダボスで注目集めた天津・古文化街の魅力 video poster
2025年の第16回ニュー・チャンピオンズ年次総会(いわゆるサマーダボス)が天津で開かれた際、会場都市の歴史ある観光地「古文化街」が、CGTNのライブツアーを通じて世界に向けて紹介されました。本記事では、その古文化街の特徴と、国際会議とローカル文化が交わる意味を整理します。
2025年サマーダボスと天津・古文化街
ニュー・チャンピオンズ年次総会2025は、Entrepreneurship for a New Era(新時代の起業家精神)をテーマに、世界各地の指導者やイノベーター、シンクタンク関係者などが集まる国際会議です。天津がホスト都市となり、グローバルな議論が交わされる一方で、都市の歴史や文化にも注目が集まりました。
その中で、南開区に位置する古文化街を舞台に、CGTNによるライブ配信ツアーが行われました。オンライン視聴者は、リアルタイムで街並みを眺めながら、天津の文化的な一面に触れることができました。
清代の雰囲気を残す「687メートル」の通り
古文化街は、全長687メートルの通りに清代風の建築が立ち並ぶエリアです。現代の高層ビルが並ぶ都市空間の中で、ここだけ時間が少し巻き戻ったかのような光景が広がっています。
通りには多くの店が並び、伝統的な雰囲気のなかで買い物や散策をする人々でにぎわいます。ただし、単なる買い物スポットというより、天津の歴史や人々の暮らしが重なり合う「生活の記憶」が詰まった場所として位置づけられています。
中心に立つ天后宮と媽祖信仰
古文化街の中心にあるのが、1326年に建てられた天后宮です。ここは、かつて海に出る船乗りたちが航海の安全を祈るために訪れた場所でした。
信仰の対象となっていた媽祖は、海の守り神として広く知られる存在で、天后宮はその信仰の拠点の一つでした。天津が港町として発展してきた歴史を考えると、天后宮は街の経済活動と人々の不安や祈りをつなぐ象徴的な場所でもあります。
グローバル会議とローカル文化が交わる意味
今回のライブツアーは、国際会議の開催地としての天津を、単に会場やインフラの面から紹介するのではなく、文化や歴史の側面から伝える試みといえます。世界の議論が行われる都市が、どのような歴史を背負い、どのような人々の暮らしによって形づくられてきたのかを示すことで、「場所の文脈」を共有することができます。
テーマである新時代の起業家精神と、古い街並みや伝統信仰は、一見すると対照的です。しかし、長い時間をかけて育まれてきた文化は、新しいビジネスやアイデアが生まれる土壌にもなります。こうした文脈の中で古文化街を眺めると、単なる観光地としてではなく、過去と未来をつなぐ舞台としての姿が浮かび上がります。
オンラインで広がる「現地体験」
CGTNによる古文化街のライブツアーは、現地を訪れることができない人々にとって、天津の文化に触れる入り口となりました。スマートフォンやパソコンを通じて街を歩く感覚を共有する試みは、ポスト・パンデミック期の国際交流の一つの形ともいえます。
一方で、ライブ配信をきっかけに、視聴者が自分なりに天津や古文化街の歴史を調べてみたり、国際会議のテーマと街のストーリーを重ねて考えてみたりする余地もあります。情報がオンラインで瞬時に届く時代だからこそ、画面の向こうにある土地の背景に目を向けることが、より豊かなニュースの読み方につながっていきます。
2025年のサマーダボス期間中に注目を集めた古文化街は、これからも天津の顔の一つとして、歴史と現在、そして未来を映し出していくでしょう。
Reference(s):
Live: Tianjin Ancient Cultural Street during 2025 Summer Davos meeting
cgtn.com








